テレビを見ていると、たまに盗聴器を発見する特集があり、自分の家は大丈夫だろうか、なんて思う人は多いのではないでしょうか。
しかし、家のなかに変わりがないからこそ厄介と言えます。
そこで、少しでも心配な人は盗聴器を発見するために探偵に調査をお願いするというわけです。
今回は 盗聴発見や探偵に調査をお願いするべき理由についてお話ししますので参考にしてみてください。
目次
1- プライバシーの重要性
プライバシーとは、個人の私的な生活や情報を外部からの不当な侵害や公開から守られる権利を指します。
以下に、プライバシーの保護がなぜ重要であるかを説明します。
プライバシーを保護することは、個人が自らの情報をどのように利用するかを決定する権利を確保することにつながります。
個人の情報や私的な生活を尊重することは、その人の尊厳を守ることにもつながります。
プライバシーが侵害されることで、個人の自由や安全が脅かされる可能性があります。特に、不当な監視や盗聴は、自由な表現や行動を制限する危険性があります。
個人情報が外部に漏れると、詐欺や不正アクセス、アイデンティティ盗難などのリスクが高まります。
プライバシーを守ることは、信頼関係の構築に不可欠です。
プライバシーの保護は、個人の権利を守るだけでなく、社会全体の安全と信頼の確保にも寄与します。
この重要性を理解し、適切な対策を講じることが求められます。
2- 盗聴器を仕掛けられる背景は?
「自分には関係ない」と考える人こそ、盗聴のリスクが潜んでいることがあるのを知っていますか。
多くの人が「自分には無関係」と感じる中、意外と身近な人からの盗聴リスクが考えられます。
通常、知らない第三者が盗聴器を設置することは稀です。
そのため、盗聴器の存在を疑う場面で考えられるのは、身の回りの人が関与している可能性が高いです。
具体的には、家族、親子、親戚、恋人、元の恋人、友人、職場の同僚、近隣の住民などが考えられます。
さらに、自分を一方的に好意を持って追いかけるストーカーが、盗聴器を使用している場合もあります。
いずれにせよ、自分のプライバシーが侵害されることは不快であり、危険を伴うこともあるので注意が必要です。
(1)パートナーの行動を知る目的
もしもパートナーの振る舞いに疑念を感じたとしても、真実を直接問いただすことは簡単ではありません。
直接的な問い掛けは、信頼関係の亀裂を生む可能性が高いため、慎重になるものです。
そのため、真実を確かめる手段として盗聴器を使用する人もいます。
盗聴器を使えば、気づかれずに相手の本心や行動を知ることができます。
連絡の頻度が減ったり、束縛がなくなったり…
相手の行動や位置情報が分かれば、無駄に問いただすことが減り、自然と束縛も減少します。
しかし、このような行為は実際には相手を監視しており、それは健全な関係とは言えません。
(2)ストーカーの監視行為
一般的には少ないかもしれませんが、時に自身と関係が薄いと感じる人からの盗聴被害も発生しています。
特にストーカーは、自らの感情や欲望から、相手の日常を執拗に監視したくなることがあります。
例えば、贈り物に隠しカメラや盗聴器を紛れ込ませるケースや、許可なく自宅に入り込んで装置を設置することが考えられます。
犯罪の手口として
盗聴器は、悪用する手段として犯罪に繋がることも。
例として、配達業者や公的機関の職員を装い、住民の警戒心を下げることで自宅に近づき、住民の不在や気を許した隙を狙って盗聴器を取り付け、後の犯罪活動に利用することが挙げられます。
(3)情報収集や利益をえるため
ビジネスの世界では、競合他社の動向や秘密のプロジェクト情報を入手するために盗聴器が使われることもあります。
特定の企業の商談内容や開発中の新製品の情報など、価値のある情報を非合法的に取得しようとする動きが存在します。
家庭のトラブルや相続問題
家族間の相続や財産を巡るトラブルでは、相手の弱みや情報を掴みたいという動機で盗聴器が使われることが考えられます。
相続問題などで利益を得るための証拠収集として、非倫理的な手段としての盗聴が行われるケースもあります。
3- 盗聴はプライバシーを侵すから、犯罪なのでは?
多くの人が、盗聴はプライバシーの侵害であるため犯罪だと感じるでしょう。
しかし、盗聴行為そのものが必ずしも犯罪とは限りません。
例えば、公共の場で無意識に他人の会話を聞いてしまうような場面は誰にでもあります。
そういった行為を全て犯罪とすると、社会生活が成り立たなくなるからです。
ただ、全ての盗聴が合法というわけではありません。
盗聴器の設置は問題
人の住居やオフィスに無許可で盗聴器を設置する行為は、犯罪として扱われます。
これは、無断で他人の場所に侵入し、そのプライバシーを侵害する行為となるためです。
このような行為は、住居侵入罪や不法侵入罪として認識されます。
家電や家具の改造行為
勝手に人の家電や家具を触って盗聴器を取り付ける行為は、犯罪として取り扱われます。
さらに、電話の通話内容を勝手に盗聴することは、通信秘密を侵害する行為として法律により禁じられています。
盗聴した内容をもとにした脅迫や情報の漏洩、誹謗中傷など、さらなる犯罪行為も重罪となりえます。
4- 知って驚き!驚くべき盗聴手段
盗聴のイメージは、コンセントに小さなマイクが隠されているものだと思いますよね。
しかし、驚くべき多様な盗聴手段が実際に存在します。
コンセントに隠された盗聴器は、一見すると普通のコンセントそのもの。
電源を得ることができるので、ずっと活動を続けることが可能です。このため、非常に効果的で狡猾な盗聴方法といえるでしょう。
小さなボックス型の盗聴器は、ほとんどの場面で目立たない位置に設置されることが多いです。
固定電話のコネクタを使って通話を盗聴する方法です。電源供給が直接電話線から得られるので、長期間の盗聴が可能です。
特に、固定電話を利用する家やオフィスでの使用が一般的です。
手軽なボイスレコーダーも盗聴に使用されることがあります。
現代のスマートフォンにはボイスレコーダー機能が標準で付属しているため、気軽に使われることが増えています。
聴診器のように壁に当てて音を拾う「コンクリートマイク」。
この盗聴器は電波を発信しないため、発見が非常に難しいという特徴があります。
だからこそ、このタイプの盗聴器には特に注意が必要です。
5- 盗聴器の見つけ方
自分の生活空間に盗聴器が隠されていると疑うと、心が安らぎませんよね。
疑念を晴らすために、 盗聴器を見つける方法をいくつか紹介します。
家にFMラジオがあれば、盗聴器を探るのに使えます。
盗聴器がFMラジオの電波を使っている場合があるので、注意して聞くことで発見できることがあります。ただ、近年ではFMラジオを持っていない人が増えてきていますし、どのように使えばよいのか知らない人も多いので、利用が難しいかもしれません。
市販されている盗聴器探知器を使用する方法も考えられます。しかし、これを家に持っている人は少ないでしょう。また、初めて使う人には正確な操作や判断が難しいことがあるかもしれません。
最近では盗聴器探知のアプリもいくつか登場していますが、スマートフォン自体が高度な電波検知機能を持っているわけではないため、完璧とは言えません。気軽に試すことはできますが、完全に信頼するのは難しいかもしれません。
最も確実な方法は、探偵に依頼することです。専門の知識や機材を持っている探偵は、正確に盗聴器を見つけ出すことができます。自分での探知に自信がない場合は、プロに任せるのがベストです。
6- 盗聴器を見つけた時の適切な対応
想像もしていなかった場所から、盗聴器のようなものが見つかることも考えられます。
そんな時、驚きと動揺から声を上げてしまうかもしれません。
盗聴器を発見したときの適切な対処法を以下にまとめます。
まずは落ち着いてください。驚きや怒りの感情は一旦抑え、冷静に状況を判断しましょう。
発見した盗聴器はすぐに取り外すのを避けてください。それは大事な証拠となり得ます。取り外すと、犯人に気付かれる可能性もあります。
犯人があなたの反応を監視しているかもしれません。そのため、気づいていないふりを続けることが推奨されます。
探偵や警察にすぐに連絡することを検討してください。彼らは盗聴器の発見や証拠の保全方法に詳しいです。
発見した日時、場所、状況を詳細にメモしてください。写真やビデオでの記録も有効です。
あなたの安全が最優先です。犯人に気づかれた場合の危険性を考慮し、必要であれば安全な場所に避難してください。
盗聴器を発見した場合、その背後にはさまざまな意図が考えられます。
そのため、 最も適切な対応をとるためには専門家のアドバイスが不可欠です。
7- 盗聴発見のポイント
誰もが自分のプライバシーを侵害されるのは許せないものです。
だが、どんなに注意していても、盗聴器がこっそりと仕掛けられ、長い期間、自分の情報が漏れていることに気付かないことは少なくありません。
「もしかして、盗聴されている?」と疑念を感じたとき、専門知識を持った探偵にアドバイスを求めることをおすすめします。
執筆/監修者:山内 和也2024年7月2日
探偵調査歴20年。国内外の潜入調査、信用に関する問題、迷惑行為、企業や個人生活での男女間のトラブルなど、多岐にわたる問題を解決してきました。豊富な経験と実績を基に、ウェブサイトの内容監修や執筆も行っています。
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