「海外バックグラウンドチェック」は、外国人労働者を採用する際に必要な調査項目です。
バックグラウンドチェックは、「学歴・職歴・破産歴・犯罪歴・病歴・SNSのアカウント情報」など、採用予定者に対する情報収集を行ないます。
ただし、対象となる人物が「外国人」の場合、国内で行なわれるバックグラウンドチェックの「手法」や「取得する情報の種類」が異なることも。
海外バックグラウンドチェックをご検討中の方は、無料相談にてお問い合わせください。
執筆/監修者:山内 和也
2023年7月20日 更新
目次
海外バックグラウンドチェックのご紹介
日本において、労働力不足を緩和するため、技能実習生の適用拡大が進められるなど、外国人労働者の受け入れが拡大されることが予想されます。
その内容は「特定技能」の在留資格を持つ外国人労働者に対して永住や家族の帯同を認めることも含まれ、治安面や行政サービスの不安も含めて、議論されています。
技能実習生への過酷な扱いや、不法就労外国人による犯罪がニュースになることもしばしばあります。
外国人労働者の受け入れ拡大によって、このような事象が増加することは火を見るよりも明らかであり、採用する側にとっては、「大きなリスク要因」となり得ます。
バックグラウンドチェックが必要な理由
日本において、採用予定者の犯罪歴を調査することは、差別につながるとして“違法”であると主張する見方があることも事実です。
移民政策で先を行く欧米をはじめとする先進国では、重要なポストを与える場合や、子ども・シニアと対する業種については、犯罪歴があることが欠格事由となることがある。
これに違反すれば、雇用した事業者が罰せられるのが一般的となっています。
いずれ日本でも、このような経営環境になることが予想され、外国人労働者を雇用する場合、そのバックグラウンドチェックは必須となっていくでしょう。
不正行為・違法行為が明らかになったとき
雇用した外国人労働者が罪を犯した場合、および、犯罪歴があることを隠してビザ(在留資格)申請などを得て雇用した場合、その人物の本国で犯罪歴があるのと同様に「ビザの取り消し」と「国外退去」を命じられます。
しかし、その事実が雇用主の会社名などと併せて、ニュースなどで報じられてしまえば、信用が失墜しかねません。
外国人労働者を雇用することは、そうしたリスクに対し、万全を期して取り組まなければならない問題です。
犯歴や違法行為チェックについて
外国人の不法滞在や不法就労が判明した場合、まずは「地方出入国在留管理局」へ通報する義務があります。
違反すれば、不法就労助長の容疑で逮捕されます。また、過去に犯罪歴があったとしても、就労ビザが認められる場合も。
雇用している外国人従業員に犯罪歴があることが判明した場合、その後の扱いは一筋縄ではいかないことも多く、弁護士や行政書士などに相談する必要もあります。
バックグラウンドチェックの料金
バックグラウンドチェックの相談事例
依頼内容:バックグラウンドチェック(アメリカ)
外国人の採用予定者の学歴や経歴が、全てその出身国にあるので、ネットなどでその存在はわかるものの、本当にその経歴は本当なのか、確信が得られません。調べてもらえますか。
担当者からの回答:企業への採用応募者が、経歴などを偽って応募している可能性は少なくなく、その卒業校や前職の会社が外国にある場合、調査によって詐称が発覚することもあります。
仮に、本人の経歴に嘘があった場合の対応として、採用を見送った方がトラブルを回避でき、賢明な選択といえます。
依頼内容:バックグラウンドチェック(ベトナム)
投資家の知り合いにベトナム在住、日本人の投資家を紹介されました。ベトナム在住の男性から投資の話を受けました。
ですが、こんなうまい儲け話はあるのかと疑問に感じています。もし、問題なければ投資したいと考えています。
ベトナム在住の男性が信用できる人物なのか、日本での経歴や学歴・犯罪歴などに偽りがないか調べることは可能でしょうか。
担当者からの回答:
日本の投資家が良く住むエリアとして、ベトナムは人気があります。
当事務所では、ベトナム(ホーチミン)に探偵社を設立しており、日本人のネットワークや現地スタッフの教育に時間をかけ、日本と変わらないクオリティで日本では入手できない情報をお届けすることが可能です。
また、ベトナム国内の調査が必要であれば、現地調査員がご対応いたします。投資の内容をお聞かせ頂ければ、事前に調査を行ないますのでお気軽にご相談ください。
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バックグラウンドチェックの相談・依頼の流れ
以上のような事情から、特に外国人労働者に対するバックグラウンドチェックは必須といえます。
当事務所では、当局へのデータによる情報収集調査や、聞き込み調査などを組み合わせた詳細な行動調査により、調査対象者の情報を入手いたします。
その結果、バックグラウンドに“問題あり”とご判断された場合、専門家である弁護士や行政書士をご紹介することも可能です。
事務所にお越しになることができない方の為に、雇用調査の専門家が無料にて「ご指定の場所」へ伺います。「30ヵ国以上の海外調査・サポート」が可能です。
調査のご相談や見積等、無料でお受けしています。お問い合わせフォーム・電話・メール・ラインにて、24時間365日対応しています。
ご契約するまで費用が発生することはありませんのでご安心ください。