探偵社はどのようなところか?
探偵というと、多くの方は映画やミステリー小説にあるように、経験と知識を駆使して謎を解き、事件を解決するイメージをお持ちなのではないでしょうか?しかし、現実は少し違います。
実際の探偵がどのようなことをしているかと言うと、探偵は調査の依頼を受け、情報の収集を目的に「面接による聞込み、尾行、張込みその他これらに類する方法により実地の調査」をする者と法律で定められています(探偵業法の定義より)。
わかりやすく言えば、ご主人が浮気をしているかどうかを調べたり、「誰かに後をつけられているような気がする」と調査を依頼されれば、誰がストーカー行為をしているのか犯人を突き止めたり、家出などで失踪した人の行方や消息を探し出したりするのが探偵の仕事です。
その他にも、「この人は信用できるのかな?」と思う人の素行調査(信用調査)なども引き受けます。ストーカー調査などの場合、収集した情報を分析して「誰がつきまとい行為や嫌がらせをしているのか」等々を推理したりもしますが、真実を追及するのが本来の「探偵」の仕事です。
小説や映画の世界では警察が殺人事件の真犯人捜しやトリックの謎解きを探偵に依頼することが多々ありますが、原則として探偵が刑事事件に関わることは一切なく、民事上での問題解決が主な業務になります。
しかし、嫌がらせ行為やストーカー、DV等の調査において、私人逮捕(※1)を行使できる状況であれば、例外的に犯人を現行犯で捕まえることはできます。
ちなみに、探偵が刑事事件に介入できないように、警察も『民事不介入の原則』(※2)が定められているため、警察が浮気などの捜査(調査)をするようなことはありません。
※1 私人逮捕:現行犯での犯罪に直面したり目撃したりした場合、一般人でも犯人を現行犯逮捕できる制度。暴行傷害や痴漢行為、ひき逃げ、飲酒運転などのケースで、犯人に逃亡の恐れがある場合のみに限られる。しかし、犯人の素性(名前)がわかっている場合は私人逮捕できない。
※2 民事不介入:民事(一般の個人や企業間)でのトラブルに警察は関与しないとする方針のこと。例えば、夫婦げんかの通報があった場合、駆けつけた警察官が夫婦をなだめ、仲裁することはあっても基本的には夫婦間(民事)の問題としてそれ以上は関わらない。
しかし、一方が手を挙げ、他方が負傷したなどの刑事事件(暴行罪もしくは傷害罪)に発展した場合は逮捕となる。
探偵社の探し方
探偵・興信所を利用する多くの方は初めてではないでしょうか?
インターネットで検索すると多くの調査会社がヒットしますが、初めて調査を依頼しようと考えている方がホームページの情報だけで判断するのは難しいかと思います。
そこで、どのような探偵事務所や興信所に依頼すれば間違いないのか、優れた探偵事務所・興信所を選ぶポイントを以下でご紹介します。
平成19年6月、「探偵業法」又は「探偵業の業務の適正化に関する法律」が施行されました。
探偵業を営む者は必ず所在地の公安委員会に届け出を出さなければならないので、この届け出がない探偵社に調査を依頼するのはやめたほうがいいでしょう。
現在でも実態のない探偵社があります。インターネット上だけで存在する探偵事務所や、レンタルオフィスやレンタル会議室での打ち合わせでは会社の実態が見えてきません。
事務所を構えているかどうかを確認したうえで契約を結びましょう。
専門に特化した探偵社なら最低5年、総合探偵社であれば最低10年以上の経験があれば、行動調査などの基本的な尾行は難なくこなすものと思って良いでしょう。
困難な調査であればあるほど、長年の経験を重ね、その道に熟達したプロに依頼したいものです。
「業界最安値」である証明ができなければ、誇大広告の可能性が高いです。他にも、ここ何年かでよく見る宣伝文句が「浮気の結果が出なければ料金はゼロ」などです。
浮気をしている前提だと、浮気をしていない場合はどうするのかなど「成功の定義」が不明であり、このような広告には事前確認が必要でしょう。
2007年6月に探偵業法が施行され、「調査契約書」と「重要事項説明書」「調査利用目的確認書」を必ず締結しなければならなくなりました。
調査契約書を交わすことなく依頼を受けようとする探偵業者には注意が必要です。
ご依頼者としては、自分のプライベートを相談するわけですから、相談員との信頼関係がないと安心して依頼することはできません。
調査を依頼するときは、実際に専門相談員を見て、安心して任せられるかどうかを判断すべきです。
相談者が一番気になるのは、「調査料金はいくらになるのか」だと思います。
最初だけではなく、最終的に調査料金はいくらになるのかを確認する必要があり、最終金が不透明なままの契約は避けましょう。
探偵業法違反等をした場合、公安委員会は探偵業者を公表し、探偵業務の営業の停止命令等を行ないます。詳細は下記HPで確認できます。
探偵社の得意分野を見分ける方法
かつては浮気調査や素行(信用)調査、人探しなどが探偵社の主業務でした。
しかし、時代とともにコンプライアンスの概念が変わったり、スマートフォン(携帯電話)やインターネットの登場で情報システムが大変革を遂げたりするなど、私たちの生活スタイルが大きく変わると時代の変化に合わせるかのように探偵社に持ち込まれる相談内容も少しずつ変わってきました。
顕著なのが、「日常生活で起きるさまざまなトラブル」の煩雑化と「悪質なストーカー」が頻発して起こるようになったことです。
そのため、探偵社も「トラブル対策」「ストーカー対策」など、時代に合わせた新たなサービスを提供するようになりました。
✅ 探偵ができる3つの調査方法
警察には「民事不介入」の原則があるので、犯罪とは関係ない争いに警察は介入しません。そこで警察が関与しないさまざまな問題、トラブルの調査・解決を民間の企業である「探偵」が請け負っています。
調査対象者の知り合い・同僚など周りの人に話を聞いて情報を集めたり、本人には気づかれないように行動を監視したりします。
調査対象者に気付かれないように尾行、行動を監視したり浮気現場などの証拠写真を撮影したりします。
また、調査対象者にはどのような知り合いがいて、どのような交友関係があるかなど、調査対象者の人となりや信用度をはかるための調査もします。
独自の調査ルートで情報を収集し、詐欺犯(もしくは詐欺集団)の特定や、慰謝料・養育費などを払わない債務者(慰謝料などを支払うという取り決めをした相手)の行方がわからなくなった場合の所在を突き止めるなど生活トラブルに関する調査も請け負います。
得意・不得意や探偵社の強み
探偵社の得意分野を知るには、依頼する前に必ず《調査手法》を確認してください。その分野に対して、探偵社がどのような考えや知識を持っているのかといった点などから判断することになります。
なかには専門的な知識が必要で、経験がなければ対応できないような案件もあります。
そのような場合は、専門的にその分野を扱っている探偵事務所に依頼する必要があるでしょう。専門分野を持つ探偵社への依頼がスムーズな問題解決につながるでしょう。
どの探偵社に頼んでも同じではないことを認識しておく必要があります。
探偵事務所の調査料金相場
探偵事務所に依頼する場合、一番気になるのが調査費用でしょう。
調査費用は、基本的にはご依頼者と探偵事務所とが話し合って決めるものです。
探偵の料金相場を確かめておくのは、探偵選びで重要なことのひとつです。
料金相場を知っておけば、どの探偵事務所の料金が安く、どの興信所の料金が高いのかを見分けることができるので参考にしてください。
調査の種類 | 料金 | 調査内容 |
---|---|---|
浮気・行動調査 | 30万~40万 |
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行方・所在調査 | 15万~ |
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結婚前信用調査 | 40万~ |
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盗聴・盗撮・ストーカー対策 | 5万~ |
※ ストーカー対策は1日当たり3万~が相場になります。 |
※ ここに掲載された料金は一般的な探偵社・興信所の目安であり、この料金で結果が保証されるものではありません。
調査料金の相場を判断することが難しい場合は、「ファミリー調査事務所」へお問い合わせください。
まとめ
よく「探偵は怪しい」「探偵に相談すると幾ら取られるかわからない」などと言われることがあります。
実際には、多くの探偵社においては、そのようなことはありません。
ファミリー調査事務所では、ご相談から調査終了まで一貫して一人が担当します。ご相談しにくい悩みや、デリケートな悩みも安心してご相談いただけます。
また、ご依頼者からの急なご連絡にも対応できるように、24時間(土日・祝日問わず)対応できる体制を整えていますので、気軽にご相談下さい。
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