「名誉毀損罪」は、他人の評判や信用を傷つける行為に対する法的な罰則です。
しかし、名誉毀損罪で訴えるためには、証拠が不可欠です。口頭での悪口やインターネット上での嫌がらせに対抗するには、どのような証拠が求められるのでしょうか?
本記事では、名誉毀損罪で訴訟を起こす前に必要な調査手段や、具体的な証拠の収集方法について詳しく解説します。
当事務所の嫌がらせ専門対策室は、ご依頼者の96%が調査結果に満足いただいています。
目次
「名誉毀損罪」の概要とは?
名誉毀損罪とは、個人の名誉を傷つけることを指します。
刑事事件として立証される場合は「名誉毀損罪」を指し、民事事件で立証する場合は「名誉毀損」と2つにわかれています。
名誉毀損罪は社会生活において、個人の社会的地位や評価を低下させる危険性がある場合(インターネットの掲示板で特定の人物の悪評を書いたユーザーが逮捕されるニュースは名誉毀損罪に入る)、下記の条件で立証が可能になります。
- 侮辱罪
- 故意の場合
- 名誉毀損罪に当たる行為をする人物を特定かつ、公然に行なわれている場合
名誉毀損とは
- 名誉毀損罪と同じ、基本的に公然と行なわれた場合は名誉毀損として成立する
- ネットの掲示板の悪評ならびに、人身の攻撃などの意見を超えたものによる不正行為が成立する場合
- 民事事件として立証する場合は、外部的名誉のみ
- 過失でも不正行為として成立
どちらにしてもネットストーカー被害の解決、中傷誹謗、人権侵害など基本的人権の尊重を犯す行為は全て名誉毀損罪もしくは名誉毀損で相手を訴えることは可能なのです。
大抵は、犯罪という意識がない人たちが面白半分で行なっていることが多く、事件になると加害者側がパニックになりやすいです。
インターネット掲示板にプロ野球選手の妻に対する悪口を書き込んだ20代の女性が、選手側から名誉毀損で訴えられました。
裁判所から届いた訴状によって、約200万円の賠償金を支払うよう命じられ、その時点で初めてその行為の重大性に気づくのです。
名誉毀損罪にあたる悪口とは
名誉毀損罪にあたる悪口調査を依頼されるケースは次のようなものがあります。
- 近所中にデマを拡散して、地域から追い出そうとする
- 被害者に対する嘘の情報を流し拡散する
- SNSを乗っ取り誹謗中傷の投稿をする
- 職場でパワハラを受ける(周囲がいる時に)
- 過去のトラウマを掘り起こし、精神的に何度も追い詰める
最近では、SNSでの悪口が増えています。
多くの場合、加害者は学生やフリーターなどで、経済的に余裕がないことも多いです。
そのため、名誉毀損で訴えても賠償金が支払えない可能性が考えられます。
ただし、加害者が未成年でも親が責任を負うため、被害者が泣き寝入りする必要はありません。
子どもから高校生による悪口投稿の増加
最近は、小学生から高校生までが、他人になりすましてアカウントを作るなどの問題行動が増えています。
多くの小学生はすでにスマートフォンを持っており、学校での使用制限も少ないため、中高年よりも子どもや青少年がテクノロジーに精通しています。
多くの子どもたちは、自分が未成年だからといって法的に守られると思い込み、同級生への悪口を投稿するケースが増えています。
名誉毀損を証明するための必要な調査手段
ネット上の誹謗中傷の調査
特定の人物を狙ったネットストーカーやオンラインでの誹謗中傷がある場合、専門のネットワークを活用して犯人やその情報流出先を特定することができます。
ソーシャルメディアや団体内のネットワークを用いて、犯人を特定する作業が容易になっています。
オンラインでの誹謗中傷や悪口があれば、スクリーンショットを取ることでその瞬間を記録します。
ウェブページを保存するサービスやソフトウェアを使って、削除される前の状態を保存します。
SMS、メッセンジャーアプリ、メールなどのテキスト形式でのやり取りも証拠となる場合があります。
ソーシャルメディアの投稿頻度、投稿内容、タグなどのデータ分析を行い、パターンを見つけ出す方法もあります。
和解と示談
多くの場合、訴えられた側は裁判を避けたいと思い、和解や示談の提案をすることが一般的です。
和解金の額は通常、損害賠償請求と同等のものとなります。
裁判にせずに和解や示談で解決する選択肢もあります。
投稿者の情報開示請求
何度も自分に対する悪口や暗示が投稿される場合、その発信者を特定する「発信者情報開示請求」という手続きがあります。
この手続きには通常、弁護士の協力が必要です。
開示される情報の一覧
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- IPアドレス
- ポート番号
- 携帯電話の識別コード
- SIMカードの識別コード
- 問題の投稿の日付と時間
メール送信者の特定方法
メールについては、日本の法律では「特定電子通信」に該当しないため、一般的な情報開示請求の対象外です。
しかし、アメリカのディスカバリ制度など、他の方法で情報を得ることも可能です。
日本でも将来的な法改正によっては、この点が変わるかもしれません。
嫌がらせ専門対策室の価格や相場
探偵や興信所の料金体系は一見複雑に見えがちです。それは、依頼内容や調査手法によって費用が大きく変わるからです。
このため、一概に料金の目安を出すのは難しいのが現状です。
例えば、悪口や誹謗中傷の有無を確認する調査においては、何を目的としているかによっても費用は変わりますが、基本的な調査ではだいたい「10万円から50万円」程度が一般的です。
当事務所には、OSCP認定のセキュリティスペシャリストが在籍しており、証拠に収集のみならず、あらゆる脅威からご依頼者の情報を守ります。
調査結果については、全て報告書にまとめてお渡ししますのでご安心ください。
※OSCP(Offensive Security Certified Professional)の略で、OSCPは世界中で認知されているセキュリティ資格です。
追加料金について
健全な探偵事務所では、契約書に取り決めた以上の料金は発生いたしません。
ご依頼人との話し合いで決めた調査期間に十分な証拠を得ることができなかった場合で、追加の調査が必要な場合は事前に探偵からご依頼人に確認します。
勝手に調査が延長されて、追加料金が発生することはありません。
ご契約以外の調査を事前説明なしに行ない、請求することはありません!
近年、探偵事務所などで不正な料金を請求されるなどのトラブルが多発しております。当事務所では、ご契約された内容以外の調査をご依頼者の了承なしに行なうようなことは一切ございません。もし調査のうえで必要な場合であっても、必ず事前にご依頼者に調査の必要性、内容をご説明のうえ、ご了承をいただいてから調査いたします。
誹謗中傷・悪口の相談窓口
探偵事務所への相談に不安を感じる方へ
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※自社調べ(アンケート調査:該当期間2017年8月~2024年7月)
まずは、いつ頃から、どのような頻度で、どのような内容の悪口や嫌がらせを受けているのかお聞かせください。
ご自身で相手に対して直接抗議したり、暴力を振るったりすることは、状況を悪化させる可能性があります。
当事務所では、まずは現状を詳しくお聞きし、証拠収集、加害者の特定、話し合いまでのトータルサポートなど、ご要望に合わせた調査やサポートを行ないます。
執筆/監修者:山内 和也2024年10月3日
探偵調査歴20年。国内外の潜入調査、信用に関する問題、迷惑行為、企業や個人生活での男女間のトラブルなど、多岐にわたる問題を解決してきました。豊富な経験と実績を基に、ウェブサイトの内容監修や執筆も行っています。
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