人と人が出会ったとき、まず最初にお互いに感知し合うのは視覚的な情報です。
異性に心を奪われたり、魅力を感じるきっかけとなるのは、相手の第一印象だったという人は少なくありません。
特に男性は結婚相手に優れた容姿を求める傾向があります。
今回は人並外れるほどの優れた容姿が自慢だった妻が、過去に美容整形手術を受けていた事実が判明し、整形前の姿が現在と程遠った場合 夫婦関係に亀裂ができてし待った事例を紹介します。
夫は離婚を選択できるのか、それとも夫婦関係を維持するのかというテーマで解説しています。
執筆者:吉田2023年12月27日
男女トラブルカウンセリング歴10年以上。男女トラブルの問題解決を得意とする。調査も多数兼任・実績あり。依頼者に寄り添ったサポートが定評。
目次
美容整形の実情と価値観の変化
美容整形手術は、個人が自身の容姿に変化を求める際に利用される医療プロセスです。
美容整形についての一般大衆の価値観は、時代の流れとともに変化しています。
現在の美容整形の実情と大衆の価値観の変化についていくつかのポイントを挙げてみました。
美容整形の実状と実態
以下のように、美容整形事情は時代と共に進化を遂げています。
一般大衆の価値観の変化
医療が発達し、個人の価値観美容整形への偏見が薄れ、その価値観も変化を遂げています。
整形を許せない心理とは
先に述べてきた美容整形に寛容になってきたご時世にも関わらず、これらの変化に賛否両論の声が上がっていることも事実です。
一部で美容整形に対するリスクへの懸念や安易に手を出す価値観へ批判が起きる一方で、他方では個人の選択として尊重されるべきだとする意見も存在します。
社会の価値観は複雑で多様であり、美容整形に関する議論も多岐にわたります。
整形を許せない夫の心理
夫婦間で美容整形に対する意識の違いによって起こる摩擦として多いのが、妻が整形手術していたことが発覚し、過去の顔は全く別人だったことで夫婦関係に亀裂ができるなどです。
過去の美容整形がきっかけで夫婦間でもめるケースに関しては2つの要因があると考えられます。
■価値観として美容整形に抵抗がある理由
■美醜への強こだわり人工的な外見であることから、自然美ではないことへ拒絶感を抱く
■裏切られたショック夫婦であるのに嘘や隠し事をされたことへの怒り
妻の美容整形への不満と反発
一般的に男性は美人に弱いものです。中身がどんなに優れていようと、相手の女性の外見が気に入らなければ、それ以上関係を深めること遮断する人もいます。
そのような男性が、後から妻が整形だったと知ったら「ふざけるな、許せん!」となるのは仕方のないことかもしれません。
確かに妻の容姿に心を奪われ、結婚に至ったという夫であれば美容整形をした妻の美しさを偽物と見なし、その不満から妻につらく当たる可能性は否定できません。
相談事例「整形していた妻と離婚したい」
当事務所に相談にいらしたご依頼者の相談内容を一部変更して紹介いたします。
依頼内容:美人で評判の女性と結婚できたことが自慢でした。しかし、偶然知り合った人から彼女が整形だと知り、昔の写真を見てショックを受けました。■
彼女は結婚前から秘密主義なところがあり、彼女の希望で結婚式も二人だけで執り行いました。 今は整形以外も私に隠していることが絶対にあると疑っています。まだ嘘があるのなら子どもはいませんし離婚を考えています。
調査の感想:■
彼女は私に気付かれないように隠蔽していることが多いので、自分だけで調べても何も出てきませんでした。 将来において重要な選択になるので確信できる結果を求め、探偵事務所の調査を依頼しました。信用調査として尾行や張り込み、聞き込みをしてもらい、彼女が美容整形以外にも身分を偽って入りことが判明しました。
配偶者が許せないパートナーの隠しごと
結婚生活は、夫婦が支え合って築いていくものなので、当然お互いの中に信頼関係があると信じたい気持ちがあります。
配偶者の嘘がわかったとき、美容整形していたショック以上に、パートナーである自分が騙されてきたことへの怒りや悲しみが湧いてくるのだと言えます。
夫婦間で信用を失った今、いくら争いに蓋をして前を向こうと思っても、今後相手を信じることができず一緒に暮らすのが苦痛になるそうです。
離婚に至る重大な嘘や隠しごと
妻の整形だけではなく配偶者への隠しごとや嘘 が原因でもめるケースは多く、中には離婚に至るケースもあります。
結婚してから嘘が発覚するケースは妻に夫にも起こりうることです。 以下のことは離婚事由になりうる夫婦間の嘘として画有為等する可能性が高いです。
- 不貞行為のでっち上げ
- 隠し子など虚偽の家庭環境の報告
- 虚偽の財産状況の報告
- 偽の離婚理由の主張
上記は全て当事者にとっては重大な嘘や隠し事にほかなりません。また、離婚事由に関する法的な要件は国や地域によって異なります。
一般的に、嘘や偽りに基づいた離婚事由は法的に認められないことが多いです。
また、相手にが嘘を認めないケースもあるので、配偶者に嘘や虚偽の疑いがある場合は専門家に調査を依頼して事実確認をしておくことが重要です。
整形は離婚の理由になる?ならない?
整形はきっかけに過ぎず、今後どうしても妻を信じられない、一緒に暮らせないという場合は、別居という選択もあります。
別居期間が長く続けば、夫婦関係が破綻している、すなわち婚姻の継続が難しい重大な事由として離婚が認められる可能性が出てきます。
また、当事者間で離婚への意志が一致していれば離婚は可能ですが、整形を隠していたことを責めても妻が離婚に応じなければ、 夫だけの意思で勝手に離婚することはできません。
整形は不法行為ではない
結論から言えば、整形は法的な離婚理由としては認められません。
婚姻関係を結ぶ時点で、すでに妻は整形後の姿であり、その後、特別な不法行為(不倫やDVなど)をしたわけでもなく、夫婦関係にこれといった問題がないのなら離婚を求める裁判をしても、整形したことが離婚理由にはならないためです。
整形の発覚が離婚のきっかけになることも
妻の整形問題がきっかけとなり夫婦関係が悪化し、不倫やDVトラブルにまでなった場合、法律で認められている離婚の理由である必要がなります。
また整形がバレた妻が罪悪感から夫からの離婚の申し出に同意すれば、離婚が成立することもあります。
しかしながら、嘘をつかれていたことを理由に離婚までするかは 本人の許容範囲にもよるものなので一概に言えません。また、嘘が発覚して以降に急激に関係が破綻する事情がある場合は例外として、子どももいて円満な家庭環境だったのなら離婚は思いとどまるべきではないでしょうか。
法定離婚事由でなくても離婚に至るケース
必ずしも法定離婚事由に該当しないからといって離婚や慰謝料が認められないとは限りません。
結婚前に夫が整形を嫌っていることを知っていて、意図的に相手を欺くような行為をしていた場合は裁判離婚の原因になる可能性があります。
離婚が認められる可能性もある
整形手術を過去にしたことが直接的な離婚理由として認められないことは、すでに先述した通りです。 しかし、例外として下記のような行為は離婚理由として認められる可能性があります。
- 整形の事実を隠すために加工した写真を見せる
- 整形の事実を隠すために他人の画像を自身と偽って見せる
- 整形手術に多額の費用がかかり、膨大な借金が家計を圧迫しているのを隠していた
その他の詐称について
下記のような金銭に関わる隠し事は、夫婦の財産に影響を及ぼしかねません。結婚する際に夫婦で将来のライフプラン立てていた場合などそれが台無しになってしまいます。
- 実際には年収が半分だった
- 学歴詐称がバレて会社を解雇された
- 不動産や土地などの所為が嘘だった
ただし、詐称についてはそれ自体を理由に直ちに離婚が認められるとは考えにくいと言えます。発覚したことで配偶者が、婚姻を継続できないほどの事由と感じるか、又はそんなに重大ではないと感じるかによって変わります。
離婚が成立しないときはどうする?
妻の整形していた過去にショックを受けて、もう今までのように愛せない、または夫婦関係を維持するのが困難だと主張する夫と果たして幸せな家庭を築いていくことは可能なのでしょうか。
それほど失望している相手とこれからも夫婦としてやっていけるのか妻としても真剣に考えるはずです。
相手への疑念を晴らしたいのなら
夫婦とは何十年もともに暮らし支え合い添い遂げる関係でなければなりません。
他にも重大な嘘があるのではないかという疑念やもう何もかも信じられないという気持ちを抱きながら暮らすことはお互いにとってマイナスです。
安心して家庭を生活を継続するためにも、相手の隠し事を調査して事実確認することが、信頼関係を取り戻せるのか、関係を終わらせるのか分かれ道になるはずです。
探偵による信用調査の必要性
また離婚事由になる重大な嘘として、配偶者が故意に不倫相手や膨大な借金などを隠している場合、その事実を証拠を持って証明できれば離婚を申し立てることができます。
不貞行為の場合は慰謝料請求も可能ですが、これも立証できるだけの効力のある証拠を入手する必要があります。
事実を確認するための調査
相手がバレないように隠蔽していることを自力で調べ証拠を掴むことは至難の業です。
その点において探偵なら独自の情報網や手法を駆使して実態調査を実地し、確かな証拠を入手することが可能です。
専門調査員が信用情報・素行情報・身辺情報を専門調査員が徹底的に調べ結果をご報告いたします。
結婚前信用調査とは
初めから嘘をつくような相手との結婚は絶対に避けたいというのが多くの人の本音でしょう。
結婚前信用調査はを依頼すれば結婚後に、相手の嘘や素行問題で揉めたり「こんなはずじゃなかった」となる不安を結婚前に解消することも可能です。
本人および勤務会社の将来性、健康状態、異性関係、資産の調査(不動産・金融資産・負債など)、また調査対象者の家族・親戚に至るまであらゆる事柄について調査を行ないます。
離婚前の夫婦トラブル相談窓口
ファミリー調査事務所にご相談ください
夫婦はお互いを信頼し合うことが何より大切です。そんなパートナーが自分にとって重大な嘘をついていたとしたら、今までもこれからも相手の主張は全てが嘘じゃないのかと考えてしまいそうですね。
中には隠し通そうとして事実を認めないケースもあるといいます。話し合っても、解決が難しい場合やどうしたら良いかわからないときには、ファミリー調査事務所にご相談ください。
当事務所では結婚前信用調査をはじめ、浮気調査・行方調査・身辺調査など問題解決を得意とする経験豊富な調査員が多数在籍しております。
あらゆる悩みを一刻も早く解決に導くために、調査を迅速に対応し、皆様の悩みに沿った問題解決を実現するサポートをお約束します。
ご本人様に限らず、親御さんが息子さん、娘さんの結婚相手に少しでも不安を感じている場合でもご依頼可能です。他社で判明できなかった調査も、お気軽にご相談ください。
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