SNSを利用する上で、ときには避けられないネットストーカー被害。
日常の一部となったSNSの利用においても、安全を守るための対策が必須となります。
そこで、被害に遭遇した際の対策と、専門家の力を借りて具体的に被害から身を守る方法について紹介します。
安心してSNSを楽しむための第一歩を、この記事で踏み出しましょう。
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※OSCP(Offensive Security Certified Professional)の略で、OSCPは世界中で認知されているセキュリティ資格です。
目次
1- ネットストーカー被害の増加背景
ネットストーカー被害が増加している背景には、以下のような要因が考えられます。
近年、Facebook、Twitter、Instagram、LINEなどのSNSやコミュニケーションアプリが急速に普及しています。
これにより、以前はリアル空間でのみ接触していた人々が、オンライン上でも繋がるようになったことが、ネット上でのストーキング行為の機会を増やしていると考えられます。
インターネット上では、実際の顔や名前を隠して行動することが容易です。
このアノニマス性が、ストーカー行為を行なう者に勇気を与え、行為をエスカレートさせる原因となっている可能性があります。
インターネット上では、人々が自らのプライベートな情報や日常の行動を公開することが一般的になっています。
このような情報の公開が、ストーカー行為を助長する要因となっていると考えられます。
スマートフォンやインターネットの使用頻度が高まることで、リアルとデジタルの境界が曖昧になってきています。
このような環境下で、一方的な感情や依存が形成されやすくなり、それがネットストーカー行為につながることも考えられます。
ネット環境の変化に対して、法律や規制が追いついていない現状があります。
これにより、ネットストーカー行為を行なう者が罰せられにくい状況が続いているとも言えます。
ユーザー自身が、ネット上のプライバシーの重要性やリスクに対する認識が不十分であることも、被害を拡大させる要因として挙げられます。
これらの要因が組み合わさることで、ネットストーカー被害は増加していると考えられます。
ユーザー自身が情報の公開範囲やプライバシー設定を適切に行なうこと、そして警戒心を持つことが、被害を防ぐための第一歩と言えるでしょう。
2- ネットストーカーとは?
ネットストーカーとは、インターネット上でのストーキング行為を行なう者を指します。
ストーキングとは、一方的な愛情や執着、恨みなどの感情を持った者が、その対象となる人物に対して、繰り返し無理やり接触を図る行為や、その人物の私生活を不必要に調査し、嫌がらせや脅迫を行うなどの行為を指します。
ネットストーカーは、その行為の舞台がオフラインではなくオンライン、特にSNSやメッセージアプリ、掲示板などのデジタル空間で行なわれることを特徴とします。
具体的なネットストーキングの行為には以下のようなものがあります。
- 繰り返しの連絡:一方的にメールやSNS、メッセンジャーアプリなどでのメッセージを大量に送る。
- 情報の収集:インターネット上での公開情報を元に、その人物の私生活や趣味、関係者などを詳しく調べ上げる。
- 偽アカウントの使用:本名や本来のアカウント以外の偽アカウントを作成し、その人物に接触する。
- 公開情報の悪用:その人物がインターネット上で公開している情報を利用して嫌がらせを行なう。
- プライベートな情報の拡散:対象となる人物のプライベートな写真や情報を無断で公開する。
ネットストーキングは、 被害者にとって深刻な精神的ストレスや恐怖を感じる原因となり、リアルの生活にも影響を及ぼすことがあります。
そのため、ネットストーカーの行為は法的にも罰せられることが多く、被害にあった際には早急に適切な対応を取ることが重要です。
3- ネットストーカーの被害事例
ある女性Aは、Instagramのプライベートアカウントで友人や家族との日常の写真をアップロードしていました。
しかし、ある日、知らないアカウントからフォローリクエストを受け取り、安易に承認したところ、その後プライベート写真が他のSNSサイトで無断で公開され始めました。
男性Bは、特定のフォーラムで意見交換を楽しんでいましたが、あるテーマで激しい議論になった相手からの執拗なネット攻撃を受けるようになりました。
その後、Bの名前で偽アカウントが作成され、悪意のある情報や誹謗中傷が拡散される被害に遭いました。
女性Cは、あるマッチングアプリを使用して新しい人々との出会いを楽しんでいました。
しかし、一度デートを断った男性から執拗な連絡があり、その後彼女の住所や勤務先、家族の情報などがネット上に公開される被害に遭遇しました。
男性Dは、オンラインゲームで友人たちとプレイしていました。
ある日、ゲーム内でトラブルになったプレイヤーから繰り返しゲーム内攻撃を受けるようになりました。
さらに、そのプレイヤーがDのリアル情報を入手し、ゲーム外でも嫌がらせのメッセージが届くようになりました。
女性Eは、趣味のブログを運営していました。
とある読者から度重なる批判的なコメントやメールが届き、ブログの停止や金銭の要求が含まれるようになりました。
後に、その読者がEの個人情報をネット上で公開すると脅迫してきました。
これらの事例からもわかるように、ネットストーカーの被害は多岐にわたり、一度被害に遭ってしまうと深刻な影響を受ける可能性があります。
常に警戒心を持ち、ネット上での行動に注意することが重要です。
4- ネットストーカー被害と法的対応
プロバイダー責任制限法の新たな改正内容
インターネット上での誹謗中傷に苦しむ被害者の声を受け、裁判手続きを効率的に進めるための新しい改正法が導入されました。
この改正では、被害者の発信者特定の手続きを簡単にし、訴訟をしやすくすることを目指しています。
以前の方法では、発信者の匿名性を突き止めることが困難で、時間とコストがかかっていました。
過去の問題点
- 発信者の特定のためには、投稿のIPアドレスを通じて、ネット接続事業者から発信者の実際の情報を取得する必要があった。
- 被害者は、2段階の手続きを経なければならず、手間とコストがかかり、訴訟が難しくなっていた。
新しい改正内容
- 新改正では、2つの開示請求を一度に扱えるようになりました。
- 裁判所は被害者の申し立てを基に、以下の3つの命令を同時に行なうことが可能になりました。
- 投稿のIPアドレスの提供と、発信者のネット接続事業者の特定を命令。
- ネット接続事業者に、通信記録の消去を禁止。
- 発信者情報の開示が適切と判断された場合、情報の提供を命令。
注目すべき点として、ログイン時のIPアドレスも開示の対象となりました。
被害者は、調査専門家や探偵事務所に依頼して、必要な証拠の確保や法的手続きのサポートを受けることができます。
私たち探偵事務所は、ネットストーカー被害者を支援し、特定や証拠収集を行なっています。
発信者の特定後も、適切な法的対応が必要です。必要な証拠を整え、必要に応じて警察や法律家に相談することが大切です。
5- SNSストーカーは個人だけの問題ではない
SNS上の攻撃は、個人だけでなく、ビジネスや店舗にも影響を及ぼします。その結果、店の評価が下がったり、最悪の場合、閉店に追い込まれることも。
ネガティブな口コミの拡散、特定の店舗や企業を狙った炎上など、ネットストーカーの行為は多岐にわたります。
ときとして、不満を持った顧客がクレーマーからストーカーへと変わることも。
公共の場での評判を傷つける行為
中傷や誹謗中傷を楽しむために、繰り返し悪評を書く人がいるのも事実。
その際に、匿名で行動するための新しいアカウント(捨てアカウント)を作成するケースも珍しくありません。
一部のサイトでは、サイト管理者が投稿を監視し、中傷的な投稿を排除する取り組みを行なっています。
こういったサイトでは、被害者が中傷投稿に関する相談をすれば、サポートを受けることができることも。
しかし、管理が不十分なサイトも存在します。そういった場合には、証拠の収集を専門家に依頼し、適切な法的手段を考慮することが大切です。
ネットストーカーに関する被害相談
ネットストーカーに関する被害相談は、どこですれば良いのかという疑問をよく耳にします。
警察に直接相談しても、具体的な証拠がなければ、対応が難しいケースが多いです。
SNS上での嫌がらせは、投稿者が匿名であるため、そのままにしておくと精神的なストレスが蓄積します。
最初の対応としては、SNSの運営者や管理者への連絡や、投稿の削除を要請することが考えられます。
最近の法改正により、ネットでの誹謗中傷に対する法的措置が強化されました。
これにより、運営者やプロバイダーが誹謗中傷者の情報を開示する手続きが容易になり、犯人の特定や法的手段の取得が可能になりました。
- 最寄りの警察署
- 弁護士の法律相談
- 市町村の相談窓口
- 専門の相談機関・団体
- ネットサービスの運営企業
6- 被害がエスカレートした場合の対処法
被害の具体的な内容や発生した日時、状況などを詳細に記録してください。
スクリーンショットやメッセージのコピーなどの証拠もしっかり保存しましょう。
被害が深刻である場合、警察や消費者センター、SNSプラットフォームの運営者などに相談することが有効です。
専門的なアドバイスや対処法を受けることができます。
SNSやブログなどのオンラインサービスのプライバシー設定を見直し、情報の公開範囲を狭めるなどして、個人情報の漏洩リスクを最小化しましょう。
被害が続く場合、一時的にアカウントを非公開や休止に設定することで、被害者からのアクセスを遮断することが可能です。
ネットストーカー被害の対策や法的手段に関するアドバイスを受けるため、弁護士や探偵などの専門家に相談することも考えられます。
アカウントが乗っ取られるリスクを防ぐため、定期的にパスワードを変更することをおすすめします。
被害がエスカレートする前に、早めの対策や相談が大切です。
専門家や関連機関と連携し、的確な対応を行なうことで、被害の拡大を防ぐことができます。
7- 専門家を活用したネットストーカーの対処法
ネットストーカーの被害は、一人で対処するには難しさがあります。
特に、継続的な嫌がらせや脅迫、個人情報の流出など、さまざまな形での被害が存在します。
そのため、専門家の知識や経験を活用することで、より効果的な対策を講じることが可能です。
以下、専門家を活用したネットストーカーの対処法を紹介します。
画面のキャプチャやメッセージのログ、IPアドレスのトレースなど、証拠の収集をサポートします。
再度の被害を防ぐための予防策やアドバイスを提供します。
パスワードの強化、2段階認証の導入など、具体的なセキュリティ対策をサポートします。
被害届の提出方法や、裁判所への申立てなど、法的プロセスのサポートが可能です。
専門家を活用することで、ネットストーカー被害の対処がスムーズに進行します。
被害を最小限に抑えるため、早期の段階で専門家に相談することをおすすめします。
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8-まとめ
迅速な行動が必須
SNS上でのストーカー対策は、迅速な対応が鍵となります。
電子メールの嫌がらせや繁多なコメントなど、心の平穏を乱す行為は、初期の段階での取り組みが求められます。
被害の内容や経緯、疑われる人物の情報など、詳細を専門家に提供することで、あなたを守るための最良の方法を提案します。
必要に応じて、法的手段の準備や警察への支援も提供します。
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執筆/監修者:山内 和也2024年8月26日
探偵調査歴20年。国内外の潜入調査、信用に関する問題、迷惑行為、企業や個人生活での男女間のトラブルなど、多岐にわたる問題を解決してきました。豊富な経験と実績を基に、ウェブサイトの内容監修や執筆も行っています。