同性カップルでも不貞行為による慰謝料請求は可能です。
信頼関係を裏切られたとき、探偵による証拠収集があなたの味方になります。
目次
浮気は同性間でも「不貞行為」として認められる?
法律上の立場と現状
日本の法律では、同性カップルの関係は「法律婚」とは認められていません。ただし、共同生活の実態があり、信頼関係を裏切る行為があれば「不法行為」として慰謝料を請求できる場合があります。
パートナーシップ制度の有無と影響
自治体によっては同性カップルの関係を証明する「パートナーシップ制度」があります。法的な拘束力は弱いものの、関係性を証明するうえで有利に働くこともあります。
裁判で認められたケースも
過去には、同性パートナーとの浮気をめぐって慰謝料が認められた裁判例もあります。関係の実態や浮気の証拠があれば、法的にも認められる可能性は十分あります。
同性カップルの不貞行為に慰謝料請求が認められた事例
同性の女性カップルで、事実婚の関係にあった一方が浮気をしたことをめぐり、もう一方が慰謝料を請求した訴訟で、最高裁は110万円の支払いを命じた下級審の判断を支持しました(2021年3月17日付)。
この判決では、同性カップルであっても、男女の内縁関係と同様に法的保護の対象とし、浮気(不法行為)に対して慰謝料請求が認められるとしています。
最高裁の決定は、同性婚がまだ法制化されていない現状においても、司法が同性間のパートナー関係を「婚姻に準ずるもの」と認めた、初の事例といわれています。
また、1審の宇都宮地裁や2審の東京高裁でも、米国で結婚証明書を取得し、日本でも式を挙げたという事実が「内縁関係に準ずる」と判断され、慰謝料の根拠とされました。
引用元:東京新聞(2021年3月19日)
この判決は同性カップルの権利保護に大きな前進をもたらしたものですが、すべてのケースで慰謝料が認められるわけではありません。パートナーシップの実態や浮気の証拠内容によって結果は変わります。
慰謝料請求を目指すのか、それとも事実だけを知って関係の見直しをするのか――。解決の形は人それぞれです。
こんな行動が「浮気のサイン」かも
スマホやSNSを見せなくなった
以前は何気なくスマホを見せていたのに、突然ロックをかけたり通知を非表示にしたり。SNSのフォロワーが急に増えるのも、浮気相手とのやり取りを隠している可能性があります。
帰宅時間が不規則に
仕事や友人との予定を理由に、帰宅が遅くなったり外泊が増えたり。予定を聞いても曖昧な返事が続くときは、何かを隠しているサインかもしれません。
急に「同性の友人」が増えた
特定の同性の友人との時間が増え、あなたとの時間が減っていませんか?同性の浮気は周囲にバレにくいため、気づきにくい特徴があります。
同性パートナーの浮気調査でできること
探偵が行う尾行・張り込み
対象者の行動パターンにあわせて、探偵が尾行や張り込みを行います。仕事帰りや休日の行動を確認し、どこに誰と行っているのかを記録します。同性との接触も、明確な証拠として記録可能です。
宿泊や密会の証拠撮影
ホテルへの出入りや自宅での宿泊など、浮気と判断されうる状況を写真・動画で撮影します。証拠力の高いデータは、慰謝料請求や話し合い時に有効です。
SNS・マッチングアプリの利用調査
InstagramやX(旧Twitter)、LGBTQ向けのマッチングアプリなどの利用状況を調査し、浮気相手とのやりとりや出会いの経緯を確認することも可能です。画面記録や文面保存なども対応できます。
同性カップルこそ「証拠」が重要な理由
法的にはグレーゾーンな場面も多い
同性同士のカップルは、法律上の婚姻関係とは異なるため、浮気のトラブルも法的判断があいまいになりがちです。そのため、関係性や不貞行為を示す「明確な証拠」がとても重要になります。
客観的な証拠が交渉の鍵
「浮気しているはず」と主張しても、証拠がなければ説得力に欠けます。写真や動画、行動記録など、誰が見ても納得できる客観的な証拠があれば、慰謝料請求や別れ話の交渉も有利に進められます。
感情的な訴えより、事実の積み重ねが効く
怒りや悲しみの感情だけで相手を責めても、状況がこじれることがあります。証拠を元に冷静に話すことで、自分の気持ちや立場が伝わりやすくなります。事実に基づいた対応こそが、トラブル解決の近道です。
まとめ|迷ったらまず相談を
泣き寝入りしないために
「同性だから無理かも…」とあきらめてしまう方も少なくありません。しかし証拠があれば、浮気を立証し、慰謝料を請求することも可能です。一人で抱えず、まずは専門家にご相談ください。
パートナーとの関係修復にも有効なケースあり
浮気の事実を知ることはつらいことですが、証拠があるからこそ冷静に話し合えるケースもあります。関係を見直すきっかけになり、やり直せた例もあります。
調査・証拠取得・弁護士紹介まで一貫サポート
当事務所では、浮気調査から証拠取得、必要に応じた弁護士のご紹介まで、一貫してサポートします。まずは無料相談から、お気軽にご相談ください。

執筆者:Rita Hayes / リタ・ヘイズ
教育業界で10年以上の経験を積んだ後、2023年4月FAM Investigation入社。海外事業部の立ち上げと責任者としての運営を担当。入社当初から、国際調査体制の構築やグローバルパートナーシップの形成に尽力し、同社の国際展開を牽引している。
専門分野は、OSINTを活用したオンライン調査、潜入、尾行、張込みなどのフィールド調査、海外調査案件のマネジメント。