娘が再婚相手である夫から「性暴力・性被害」を受けている予感がする。夫を疑いたくないが最近様子がおかしいかもしれない。
お子さんの危険に気づき、早く助けるためにはどのようなことを実行するのがよいでしょうか。
家庭内問題は第三者に相談することをためらうような内容もあります。それが性的虐待や近親相姦の場合は、他人へ伝えることが難しいかもしれません。
しかし、事態を放っておくことは非常に危険な事態へと追い込むことになります。
ご家族を助けるための解決方法について見出すヒントをご紹介します。
執筆者:湯出2024年2月21日
ニッチな情報収集と潜入調査が得意。ポジティブな姿勢と忍耐力で問題解決に全力を注ぎます。
目次
家族間の性暴力・性被害
親から子どもへの性的虐待は、この世で唯一無二の信頼できる親から受ける性被害は言葉では言い表せぬほどの「恐怖感」と「絶望感」を子どもに与えます。
なぜこのような最悪な事態が起きてしまうのでしょうか。
家族内での性的虐待や性被害は法律が改定されるにつれ、その報告件数も増加しています。
児童相談所が対応しただけでも年間2,000件近いとされているので、実際は報告されている件数よりも多いと考えられます。
性的虐待の一例
性的虐待はさまざまなケースが報告されています。第三者視点では深刻度は異なりますが、どれも子どもの心身に致命傷を負わせる性的虐待です。- 体を触ってきたり入浴時に覗いてくる
- 自分の性器を見せたり性行為を見せる
- 性行為を強要された
性的虐待に誰も気が付けない背景
日本では性的虐待に遭っても誰にも言えず黙っている子どもが大勢います。
性的虐待は心に深い傷を残し、成長し大人になっても傷が癒えることはありません。
そして家庭内の性暴力は一般に発覚しづらいと言われていおり、その根本的な原因が以下の心理にあると考えられます。
子どもは性的虐待を受けていることを恥ずべきこととして隠す傾向があります。
その背景には性被害に遭う自分が悪いんだと責めてしまう心理や、それを自分が口に出すことで家族が壊れてしまうのではという強い不安に駆られます。
例えば父親である加害者がそれを逆手にとって「他言したら家族がバラバラになるぞ」と脅すケースもあり、被害者が他に兄弟がいる場合は、自分さえ我慢すればいいんだと自分を追い込んでしまうことが考えられます。
母親は家族間で性暴力が起きている実態を知ったとき、早期解決の対応と同時に「どうしてこんなことに?」と事実を受け止められないかもしれません。
加害者が自分の再婚相手なら自責の念に駆られ、実の父親によるものなら夫への憎悪は計り知れません。
事実を受け入れたくない気持ち、信じたくない気持ちが強すぎるあまり、起きていることから目を背けてしまうことも十分あります。
それは被害を受けた家族も同様で、その結果、「性被害」の発覚が遅れて自ら命を絶ってしまうなど取り返しのつかない事態になっていることが考えられます。
被害を受けている子どもの年齢が幼いほど性的なことに疎いため、自身が性被害を受けていることがわからない可能性があります。
表現しがたいほどの耐え難い嫌悪感や、得体のしれない罪悪感と後ろめたさに苛まれながらも、誰にも言えずに黙っている子どもがたくさんいます。
お子さんが成長し自分に何が起きているのかを理解して、さらに苦しむケースがが多いそうです。
性被害の相談事例
ご依頼者さまの娘さんが、再婚相手である夫から性的虐待を受けているかもしれないという相談事例をご紹介いたします。
娘さんが性的虐待を受けていた事実を知った母親は、半信半疑ながらも張り裂けるほどの苦しみを受けたでしょう。
夫が娘に性的虐待をしているのではないか
最近、高校生になる娘の様子がおかしいのです。
このことを再婚相手の夫に相談したら、表面上は親身に相談にのっている振る舞いでしたが動揺している様子を感じ取れました。
娘に対して何かに悩んでいる様子のときに「何があってもお母さんはあなたの味方だから」と声をかけていたのです。
そしてある日娘からの相談で、口に出すことがとてもつらそうに「妊娠した」と伝えてきたのです。
このできごとに関して、再婚相手である私の夫が疑わしいのです。
以前娘の部屋から出てくる夫を見かけたことがあるのですが、まさかこのようなことが行なわれていたとは信じたくありません。
おそらく、夫に口止めされているので言えないのだと思います。真相を知りたいので調査依頼いたします。
娘の望まぬ妊娠は親として早急に解決へ向き合います。
ご面談を通して証拠収集に必要な情報をお伺いして調査を行ないました。 調査の結果、娘さんを妊娠させた相手はご依頼者さまの再婚相手であるご旦那さまでした。
今となっては、まさか私の娘を狙って再婚したのかと思えてきます。
しかし、探偵さんに調査を依頼したことで、娘を早く助けられることにもつながりました。
探偵さんに証拠として録音していただいた音源を確認させてもらいました。内容は夫と娘が外出先で妊娠のことについて話し合っていて、疑惑ではなかったことが本当に信じられません。
収集してもらった証拠を突き付けると、夫も白状せざるを得なかったようで事実を認めました。
その他の性的虐待被害相談
幼少期から実の父親に性的虐待を受けてきました。
アダルトビデオをわざと観せられたり、下ネタを聞かされ、ついには体を触られるようになりました。
夜に布団のなかに入ってこられることが嫌で、我慢できずに母へ打ち明けました。
ある日、長女が自室で自殺未遂まがいのことをしていました。本人へ理由を尋ねてもなかなか教えてくれません。
他の兄弟たちに長女の様子を確認したところ、娘は長男である兄から性的暴行を受けたようなのです。どこまで本当か見当もつきませんし、信じられません。なので、探偵さんに調査を依頼しました。
このように母親がいない場所では、密かに強烈な性被害や性虐待が行われている可能性があります。
ご家族のちょっとした異変に気づいて助けることが大切です。
またご自身で確認することが難しい場合は、探偵や調査会社へ異変の相談や証拠収集の依頼をすることも検討しましょう。
実態を把握するための調査
事態を解明させたくても、子どもが何も話さなければ真相は不明なままです。問題を根本的に解決するには事実を明らかにしなければなりません。どうしても自分では調べられない、確信が持てない…そんな場合は専門家の調査を検討することをおすすめいたします。
実態調査の概要
探偵は情報収集のプロです。少ない情報から知識や独自の情報網を利用し、隠された真相に関する情報収集が可能なのです。
相談事例のような妊娠させた相手を調べるなど、非常にデリケートな問題でも探偵に依頼すれば事実確認することができます。
- 妊娠させた相手の特定
- 関係性や実態を調べる
- 強要された関係である
相手の特定は尾行や張り込み、SNSなどからの情報収集で行きとめることが可能です。妊娠のような緊急事態は時間が限られているので早めに行動を起こしましょう。
本人が隠しているとき、隠蔽された場合も、聞き込みによる情報収集、行動調査を通して調査対象者の関係性など隠された実態を暴くことができます。
近親者からの性的虐待、性交渉は、ほとんどが強要された肉体関係で合意のもとの関係ではありません。もしも、加害者側は合意があったと言い張る場合は、調査で真相を暴くことが可能です。
調査にかかる費用
実態把握調査の料金は、事前の情報量や信憑性、取得する情報の種類、調査期間(日数・時間数)によって費用が異なります。
過去の事例から、事前情報の有無が調査費用に反映されますので下記費用でご検討ください。
- 事前情報が多い場合 100,000~300,000円(税込)
- 事前情報が少ない場合 300,000~600,000円(税込)
性被害が発覚したときの対処法
もしかすると家庭内で性的虐待が起きているのではないか…そのような疑惑が湧き起こったときは、早期に対処することが重要です。
しかし、大したトラブルでは動じない人でも、自分の夫が娘に性的虐待をしているという事態に直面した場合はどのような対処法があるのでしょうか。
「疑わしきは罰せず」という考えはNG
近親相姦の類は世間ではタブーな話題なのです。しかし、「性的虐待」はお子さんの人生に関わる重大な問題です。
決して自分の勘違いや気のせいだろうと決めつけず、真実を確かめる勇気を持つことが重要です。
母親によっては再婚相手の夫が娘さんへの性的虐待を見て見ぬふりをした場合、その意図としては、介入することで真実を目の当たりにするのが怖いということもありますが、正面から向き合わなければなりません。
性的虐待を疑うときの不適切な行動
被害の現状に対して、決して「見て見ぬふり」をしてはいけません。結果的には自分の精神安定のために娘さんの心を見殺しにすることになります。
性的虐待は、ほぼ100パーセント加害者の罪なので、疑わしきは罰せず傷ついているお子さんを責めるようなことはいけません。
勇気を出して問題を打ち明けたお子さんに対して「あんたにも責任がある」などという言葉をかけてはいけません。
お子さんを救うためにできること
お子さんは自分の気持ちを受け止めてもらえたことで安心します。
母親として、お子さんがこれ以上傷つかないように、心のケアをすることが何よりも求められる行動なのです。
- 日頃から子どもの心身における変化をよく観察する
- 自分の動揺が子どもに伝らないようにする
- 加害者の言い訳を鵜呑みにしてうやむやにしない
- 言いたくない気持ちを尊重して無理に聞き出さない
- 自分の知っている夫と加害者である夫を切り離して考える
- 子どもが不安にならないように、「お母さんが守るから」と伝える
- 子どもが自分を責めないよう「あなたは悪くない」と安心感を与える
お子さんの幸せを一番に考えた選択
どのようなことがお子さんの精神に安心をもたらすのか、自分自身も悔いがないのか考えましょう。
性被害の子どもの後遺症
性被害はお子さんの心に深い傷を負わせます。特に自分の父親など信じている大人からの性的虐待は、一生引きずることになることが考えられます。
その代表的なものが「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」です。命や身の危険を感じるような危機に直面した後、そのことが何度も思い出されたり、不安や緊張がずっと続くような状態に陥ったりする疾患です。
復縁はすべきではない
家庭内ではとてもよい旦那さんだとしても、一緒の空間にいることはお子さんのためにもおすすめはできません。
誠意の限りを尽くして謝罪したとしても、お子さんが性被害に遭った以上、引き合わせるのはとても危険です。
家庭内での性被害調査のご相談窓口
お子さんへの性的虐待は、決して「他人事」と考えてはいけません。問題が「身近で起きること」という認識を持ちましょう。
被害を誰にも相談できずに思いつめてしまい、最悪な状況として命を絶つ危険性もございます。
解決に迷ったときは、自分一人で抱え込まず、第三者目線の機関を頼ることも解決するためには重要なことなのです。
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