リベンジポルノ・逆リベンジポルノという言葉を耳にすることが増えてきました。
しかし、この問題に直面した際、誰に話せばいいのか、どのような対策が取れるのか、多くの方が迷いや不安を感じています。
当サイトでは、あなたの悩みや不安を安心して共有できる環境を提供しています。専門家と連携し、 最も適切な対策を一緒に考え行動に移せるようサポートします。
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執筆者/吉田
2023年9月14日 更新
目次
1- リベンジポルノを規制する法律
リベンジポルノと逆リベンジポルノは、性的なイメージを無許可で公開する行為とそれに関連する概念を指します。
以下にその定義を説明します。
リベンジポルノ
リベンジポルノは、過去のパートナーや他の関係者から無許可で得た性的な写真や映像を、復讐や嫌がらせの目的で公にする行為を指します。このような行為は、被害者のプライバシーの侵害や名誉の損傷、さらには精神的なダメージを引き起こすことが多いです。
逆リベンジポルノ
逆リベンジポルノは、一般的には2つの意味で使われることがあります。
- 1. 被害者が加害者となって、自らの性的なイメージを公開することで、加害者を非難や攻撃する行為。
- 2. 加害者が自らの性的なイメージを公開し、それを他人の行為と偽って被害者を名誉毀損する行為。
どちらの行為も、情報の拡散速度や匿名性が高いインターネット上で簡単に行われるため、被害の拡大が懸念されます。
そのため、これらの問題に関しては、法的対策や啓発活動が求められています。
2- リベンジポルノの種類
リベンジポルノは一般的に復讐や嫌がらせの目的で性的なイメージを無許可で公開する行為として認知されています。
しかしこの行為の背後には様々な動機や手法があります。以下はリベンジポルノのいくつかの主な種類を示します。
復讐型
関係が終了した後、怒りや復讐心から前のパートナーの性的な写真や映像を公開する。
恐喝・脅迫型
性的なイメージを公開するという脅しを使い、金銭や他の要求を相手に迫る。
偶発的公開型
性的なイメージが偶発的に、または意図せずに公開される。例えば、共有のクラウドストレージや誤って公開設定としたSNS等。
嫌がらせ型
特定の目的がなく、ただ相手を傷つけるため、または困らせるために性的イメージを公開する。
金銭目的型
性的なイメージを盗み、それを公開する前に被害者から金銭を要求する。またはそのイメージを売却しようとする。
名誉毀損型
性的なイメージを盗み、それを公開する前に被害者から金銭を要求する。またはそのイメージを売却しようとする。
義務感からの公開型
誤った義務感から、例えば「他人に警告するため」という理由で性的イメージを公開する。
各種類のリベンジポルノは、被害者に深刻な精神的ダメージや社会的な影響を及ぼす可能性があります。
3- リベンジポルノ対策と法的背景
デジタル時代の新たな被害
インターネットの発展は情報の共有を容易にしましたが、それと同時にモラルの欠如が浮き彫りとなる事例も増えてきました。
特に、別れた相手への復讐心からプライベートな写真を拡散するリベンジポルノは、多くの人々の人生を狂わせる要因となっています。
こうした露出により、被害者は職を失ったり、家族との関係が破綻したりするケースが増えています。
これらの深刻な被害を防ぐため、法的な取り組みが進められています。
リベンジポルノを取り締まる法令
「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」(リベンジポルノ対策法) 平成26年11月27日施行
この法律は、プライベートな性的画像の不適切な拡散による平穏の侵害を罰するものです。
さらに、情報の流通による名誉や平穏の侵害時、特定の通信業者の賠償責任を制限し、被害者への支援体制を強化しています。
目的は、個人の名誉やプライベートな平穏が侵害される被害の発生やその拡大を防ぐことにあります。
4- リベンジポルノとその法的制裁
法的措置と罰則
公表に関する罰則
第三者に特定の個人を認識可能な形で私的な性的画像を提供、または公に展示した場合:
最大で3年の懲役または50万円の罰金
公表目的での提供に関する罰則
公開目的で性的な画像を提供した場合:
最大で1年の懲役または30万円の罰金
加えて、わいせつ物の公然展示や脅迫など、他の罪も考えられます。
- わいせつ物公然陳列罪
- 児童ポルノ公然陳列罪
- 名誉毀損罪
- 脅迫罪
- ストーカー規制法
- 迷惑防止条例
単なる「ネット上の行為」と侮ることはできません。警察や専門家への相談をおすすめします。
オンライン調査の専門家も増えてきています。迅速な対応が求められる場合、第一歩として専門家に相談することをお勧めします。
私たちも皆様のプライバシーを尊重しながら全力でサポートいたします。
問題解決のアプローチ
調査結果に基づき、 名誉毀損や侮辱罪、脅迫罪などでの立証が考えられます。
ただ、浮気や不倫が原因となった場合、関係者全員に問題が知られるリスクもあります。
リベンジポルノの背景には、相互の責任も考えられます。
争いを防ぐためには、お互いの写真の取り扱いについて冷静に話し合うことが大切です。
私たちの事務所は、 リベンジポルノの被害を最小限に抑えるための対策を一緒に考え、最適な方法でサポートいたします。
5- リベンジポルノ法に違反する画像・動画の内容
リベンジポルノ法で対象となる画像・動画
「私事性的画像記録」とは、以下の項目を指す電子情報(電子データ)です。
1.性の行為に関する姿勢
例:男女、同性間の性の行為や手や口を使った行為
2.他者の性的部位への接触を含む姿勢で、性的興奮や刺激を促すもの
例:性器、肛門、乳首への触れる行為
3.衣服が部分的もしくは全くない状態の人の姿で、性的な部分が目立ち、性的興奮や刺激を促すもの
例:全裸や半裸で性的なポーズをとるもの
「私事性的画像記録物」とは、上記の内容を含む物理的な媒体(写真やCD、USBメモリ等)のことを指します。
ただし、公然と撮影が許可された画像(アダルトビデオやグラビア写真など)は対象外です。
※出典:警察庁
要するに、性的行為に関する画像や動画は、法律上の違反と見なされます。同意を得て公開された画像・動画も、法の対象となることがある点が問題です。
露骨な部分が映し出されている場合、それが加工された写真であっても、名誉毀損として訴えることは可能です。
しかし、リベンジポルノ法での立証は、明確ではなくグレーゾーンになる場合があります。
ともあれ、この法律により、不適切な画像や動画を拡散する行為は厳しく取り締まられるようになりました。
6- 自分でできるリベンジポルノ対策
リベンジポルノ対策は、個人のプライバシーを保護するために非常に重要です。
以下は、自分でできるリベンジポルノ対策の方法です。
プライベートな画像・動画の制限
プライベートな写真や動画を撮影する場面は極力減らしましょう。撮影しないことが、もっとも確実な方法です。
保存デバイスのセキュリティ向上
パスワードや指紋認証などのセキュリティ機能を活用し、不正アクセスを防ぎましょう。バックアップは暗号化された外部デバイスやクラウドサービスを使用しましょう。
SNSやメッセンジャーの設定見直し
SNSのプライバシー設定を確認し、非公開や友達のみに公開するように設定しましょう。不要な友達やフォロワーは削除することを検討しましょう。
信頼関係の確認
インターネット上の知り合いや日常の中での新しい関係には注意深くアプローチしましょう。
不審な活動の監視
自分の名前や写真が不正に使用されていないか、定期的にネット検索を行って確認しましょう。
即時削除
プライベートな画像や動画は、用途が終了したら即時削除しましょう。
リベンジポルノ被害は深刻で、被害者の心的トラウマを伴うことが多いため、対策は早めに行うことが推奨されます。
7- リベンジポルノ画像が見つからないときは
まず、情報が正確であるかを再確認しましょう。
情報の出所や、具体的にどこで画像が拡散されていると言われているかを検証してみましょう。
探偵との相談
リベンジポルノの画像が見つからない場合でも、専門家や探偵に相談することで、隠れて拡散されている可能性や取るべき対策についてのアドバイスを受けることができます。
また、調査が必要かどうかわからない問題も、まずは相談してください。
また、定期的に自身の名前や関連するキーワードでインターネットを検索して、拡散がないかをチェックします。
お悩みを打ち明けていただくことが、大きなトラブルへの発展を防ぎ、問題を解決する第一歩になるのです。
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