「ギャラ飲み」は、主に男性客が女性に対しギャラを支払った上で開催する飲み会を指します。
現在では、若い女性の副業としても注目され、定着しつつあります。
2016年日本で初めて登場したギャラ飲みマッチングアプリが「pato(パト)」です。
今やギャラ飲みだけで生計を立てている女性も存在します。
しかし、ギャラ飲みには危険が潜んでいることも事実。
危険なギャラ飲みには、一体どのような特徴があるのでしょうか。
今回は、「pato」に限らずギャラ飲みやパパ活に関するトラブルについて解説します。
1- patoの実態
引用:pato
patoの仕組みや、利用実態についてお伝えします。
合格率10%の選ばれた人だけがギャラ飲みできる
patoとは、飲み会などの場を盛り上げるためのキャストを求めている人とキャストをマッチングさせる「エンタメマッチングサービス」です。
キャストを呼んだ人がキャストに対してギャラを支払い、中にはギャラ飲みの収入によって生活したり月収1,400万円超を達成した女性もいます。
女性だけでなく、マジシャンやお笑い芸人などエンタメのスキルを持った男性も登録していることも。
しかし、patoのキャストに登録されるには、合格率10%の狭き門をくぐり抜けなくてはなりません。
この厳しい審査基準を設けることで、キャストのクオリティを担保しているのがpatoの特徴です。
個パト(コパト)とは
本来、同サービスを使う際には最低2人以上のキャストを呼ぶ必要があります。
ですが、気になるキャストと個別に合流できる機能があり、これが「個パト」です。
女性側は自分のギャラ金額を設定でき、さらに22時以降は深夜料金として3割増しの報酬になります。
運営側への手数料が2割ほどと低めであるため、個パトを積極的に行なう女性もいます。
2- ギャラ飲みとは?
ギャラ飲みとは、参加報酬が支払われる飲み会を指す言葉です。
ギャラが発生するのは見た目が綺麗な女性が多く、女性と飲みたい男性が飲食代や交通費に加えて謝礼まで支払うケースがほとんどです。
女性側のメリットは、無料や謝礼付きでお酒が飲めるだけでなく、人脈作りのきっかけになります。
ギャラ飲みとパパ活の違いは?
ギャラ飲みと比較されるものに、パパ活があります。
パパ活もギャラ飲み同様にお金をもらってご飯や飲み会を行なうため、似ている部分はあると言えます。
両者の特徴を比較しました。
大きな違いは、報酬体系とサービスの範囲。
パパ活は個人間のやり取りで報酬の取り決めや支払いまで行なうため、踏み倒しのリスクがあります。
しかし、ギャラ飲みはpatoなどのアプリ経由だと報酬関係のやり取りはすべてアプリ内で進行するため、踏み倒しの心配は少ないと言えます。
違反するユーザーがいてもアプリで足がつくため、トラブルにも対処しやすいです。
また、パパ活は肉体関係を求められる場合がありますが、ギャラ飲みは飲みだけなので肉体関係は条件に含まれません。
ギャラ飲みの相場は?
ギャラ飲みの報酬相場は飲み会1回ごとに約2~3万円、1日に2件をこなせば6万円ほどになります。
1件あたりの平均2時間とすれば、キャバクラやガールズバーなどの水商売よりも稼ぐ女性もいるほどです。
加えて、富裕層が主催する飲み会などの案件にあたれば、そのギャラは1件で10万円を超えることも。
高額案件をうまく捕まえることができれば、月収1000万円以上を達成することも可能といわれています。
3- 危ないギャラ飲み7選
しっかりと管理体制のあるpatoですが、それ以外にもSNS経由でのギャラ飲みも存在します。
しかし、SNS経由でのギャラ飲みは管理体制が存在しない故にトラブルの危険性が高いです。
危険なギャラ飲みの特徴を7つご紹介します。
金銭のやり取りが曖昧
金銭に関わる連絡が曖昧なままのギャラ飲みは、報酬踏み倒しの危険があります。
報酬金額が曖昧な主催には参加するな、です。
開催場所や内容が非公開
開催場所や、飲み会の詳細を明らかにしない場合は危険なギャラ飲みの可能性があります。
TPOに合わせた服装や持ち物を用意するためにも、事前に会の内容や場所の情報は必要です。
詳細が明らかにされないまま話が進んでいるギャラ飲みは、警戒しましょう。
お手当の金額が異常に高額
ギャラ飲みの報酬相場は1回2~3万円ほどですが、それを超える高額な報酬を提示された場合には、一度冷静になりましょう。
「ウマい話には裏がある」
正体のわからない相手から提示された高額報酬の話は、そのまま受け取らないようにしましょう。
ヤリモクの男性がほとんど
SNS経由でギャラ飲みを誘う人は体目的がほとんどです。
SNS経由だと行方をくらませることも簡単なため、ギャラ飲みを逸脱した範囲の内容にまで及びがちで危険です。
強いお酒ばかり飲ませてくる
強めのお酒ばかりを飲ませる人は、酔わせて悪さしようと考えています。
お酒が飲めないと伝えたのに強めのお酒が出てきた場合は、真摯なやり取りをする気がないと思っていいでしょう。
SNSや匿名の募集で開かれている
SNSの匿名アカウントで募集されるギャラ飲みは、主催者の正体がわからないため怪しいと言わざるを得ません。
patoなどのアプリでは顔写真を載せて募集をかけている人がほとんどで、プロフィールなどから情報を知ることも可能です。
ですが、写真もプロフィールもまったく掲載されていない人からは情報を知る手がかりがないため、会うまで実態がわかりません。
認識のミスマッチを防ぐためにも、自分の情報をちゃんと開示している人かどうかは確認しましょう。
自宅やホテルなど逃げられない状況で開催される
他の利用客がいるお店ではなく、自宅やホテルなどの密室でギャラ飲みは気を付けましょう。
密室では逃げ場がないだけでなく、何かあった時に助けを呼ぶことは難しいです。
むしろ助けをよびにくい環境に誘っている時点で、後ろめたい目的があると考えられます。
4- ギャラ飲みで危険回避する方法
ギャラ飲みで危険回避するには、どうすればいいでしょうか。
スマホは肌身離さず持っておく
もし緊急事態が起きた時にすぐ助けを呼べるように、スマホは手元から離さないようにしましょう。
何か怪しいなと感じたら、すぐ知人に連絡するなど外に状況を伝えられるようにしましょう。
個室で開催されるギャラ飲みに行かない
もし事前に個室開催と伝えられた場合、断りましょう。
その際に必ず「ギャラを上げる」「来ないのはもったいない」など引き止める言葉をかけられます。
しつこいようであればブロックするなどして連絡を断ちましょう。
個人情報を簡単に伝えない
個人情報を少しでも伝えてしまうと、個人情報が特定される危険が高まります。
今後深入りすることはないと感じた相手の場合、適当な内容を伝えてやり過ごしましょう。
女子一人のギャラ飲みに参加しない
女性の参加者が自分一人だとわかった場合、断りましょう。
何かあった場合に味方となる人間がいない状況になります。
開催場所を教えないギャラ飲みに参加しない
開催場所を事前に伝えられない場合、警戒しましょう。
はっきり言って、開催場所を秘密にしておく合理的な理由はほぼありません。
事前に知られることに後ろめたさを感じるからこそ、開催場所を教えない可能性が高いです。
危険な雰囲気を感じたらすぐに帰る
何よりも、怪しいと思った時点ですぐにその場を離れましょう。
被害が出てからでは手遅れなので、少しでも不審に思った場合は帰った方が安全です。
男性がやたらとガツガツしていたり、強制するような姿勢を感じたら危険信号といえます。
また、patoなどのアプリ経由の場合は運営への通報も忘れずしましょう。
目先のお金に踊らされず、安全性を重視することがギャラ飲みでは何よりも重要といえます。
被害実態調査を探偵に依頼する
もしギャラ飲み相手から被害を受けた場合、泣き寝入りしてしまっては受けた心の傷が癒えぬまま残り続けます。
ギャラ飲み相手の実態を知りたい場合は探偵にご相談ください。
ギャラ飲みに関して、少しでも困ったことがあった場合は当探偵事務所にまでご相談ください。
5- 未払いトラブル事例
危ないギャラ飲みを避けるには、その特徴を知っておくことが重要です。
ギャラが相場と比べて明らかに高い場合、何か裏があると疑っていいでしょう。
性接待のあっせんなどが真の目当てで、その口止め料として高額なギャラを設定しているケースもあります。
また、女の子を集めるために高額なギャラを提示し、実際にはギャラが支払われなかったという事例もあるため、主催者が個人のギャラ飲みも危険です。
ギャラ飲みアプリと違い、SNSなど個人が主催するギャラ飲みは身元がはっきりしない参加者が多く、レイプまがいの行為や薬物などがはびこる危険なギャラ飲みが行なわれていることもあります。
主催者はギャラ飲みを紹介してくれるだけで、その後のサポートもなくトラブルがあっても、対応してくれることはほぼありません。
それどころか、あっせんした人も参加男性とグルになって悪事を働いているケースもあります。
さらに、ギャラ飲みと思って参加したパーティーがネットワークビジネスの勧誘だったというケースも存在します。
困った時には、すぐに専門家に相談しましょう。
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