不正入手された商品がオークションやフリマアプリで販売されている現象は増加しています。
手軽に取引できるといった理由からネット上でユーザー間で取引する通販機能を利用したサービス市場規模は徐々に拡大しています。
なぜ不正取引が起きてしまうのか、オークションやフリマアプリの信用性はどのくらいなのか?
そこに潜むあらゆるリスクとネット上での消費者トラブルについて解説しています。
執筆者:吉田2023年10月8日
男女トラブルカウンセリング歴10年以上。男女トラブルの問題解決を得意とする。調査も多数兼任・実績あり。依頼者に寄り添ったサポートが定評。
目次
不正入手した商品を購入するリスク
某オークションやフリマアプリを誰もが一度は利用したことがあるのではないでしょうか?
オークションやフリマアプリは、便益の提供や商品の購入において非常に便利で効率的ですが、一方で悪意ある出品者や詐欺師によって悪用されることがあります。
ネット上の取引での不正売買
ネット上での取引は、さまざまな不正売買の危険性が存在しています。
不正売買は、販売者と購入者の関係がアンフェアであり、場合によっては詐欺行為、違法な商品やサービスの提供など消費者や取引相手を欺く手法を含みます。
サイト上取引における不正取引の被害
以下は不正商品が含まれる可能性があるオークションやフリマアプリにおいて、消費者に起こりうるリスク事例です。
オークションで新作ブランド品が相場よりも2、3割ほど安くで売られていたのいで購入したが、届いた商品は本来印字されているブランドのナンバーがなかった。
鑑定してもらった結果、偽物であることが判明。違法な商品であることを運営側に訴えたが出品者がすでにアカウント削除してしまったので連絡が取れない
ネット上で取引した際に登録していた個人情報、氏名・住所・電話番号をもとにクレジットカード情報まで盗まれ、悪用されていた。
被害届を出した後も、アカウントを乗っ取られて犯罪に巻き込まれるのではないかと不安に駆られ、すべてのアカウントを削除し、更新するなどかなり大きな負担がかかった。
購入した商品が出品者とは関係のないオークションサイトからの発送されていた。
後日、運営側に代金未払いなので支払うように催促のメールが来て、すでに支払ったことを伝えると支払先が発送元ではないことが判明。
よく調べたところ、手元に商品がないにもかかわらず架空出品していた者がいたこと、その相手と取引して代金を騙し取られてしまったこといたこともわかり二重に払わねばならない事態に。
購入したい大人気商品がネット上で即完売してガッカリしていた。
それがオークションやフリマアプリでかなり吊り上げられた値段で大量に売られているのを見た。
どうしても欲しかったので高額な値段で買ったが、好きでもないのに、金儲けのために転売目的で大量購入する人間がいるせいで純粋に商品を欲しい人が正規の値段で購入できないことに腹が立つ。
とある法人サイトに市場では品薄でなかなか手に入らない商品が見つかり早速購入。
しかし、届いた商品は全く別物で安っぽいデザインのノーブランド商品でした。
何かの間違いだと思い、その法人を問い合わせたが連絡先も所在地もデタラメだったことが判明しました。
他にも被害者が出ているようで自分を責めることしかできません。
これらのリスクから身を守るために、消費者は信頼性のあるネット売買サービスを使用し、安全な法人又は個人であるか評判を確認し安全な支払い方法を使用する必要があります。
また、不正行為を発見した場合は、適切な機関や運営側に報告点相談することが重要です。
オークションやフリマアプリ上での悪質な手口
幅広い世代に多くのユーザーが存在するオークションやフリマアプリだからこそ、その悪用の手口は多岐に渡ります。
詐欺の実態を知り被害を防ぐためには不正行為が横行する原因と手口を探る必要があります。
不正な取引が増えた原因
近年、ネット上で個人売買取引はさまざまな便宜や多様性から、近年では一般的な販売サービス方式となりました。
その一方で、不正な商品の取引やトラブルが絶えないのは以下のことが考えられます。
オークションやフリマアプリを悪用する手口
ネット売買取引は運悪く悪質な個人や業者に引っかかることで、消費者に損害を与えます。
以下は、一般的なよくある不正行為者が他の利用者をだまし詐欺行為を行なうためのさまざまな方法です。
- 不正入手した違法な商品を出品、販売
- 破損や欠損を隠したり、商品説明に虚偽の情報を記載して販売
- サイトシステム悪用する(架空出品、後払いなど)
- 詐欺組織内でレビューや評価を投稿し信頼性を高めようとする
- 事実と違う情報、虚偽や誇大広告で消費側を騙す
オークションやフリマアプリの被害防止対策
これらの手口に対抗するためには、注意深い調査と取引プラットフォームのルールを守ることが重要です。
商品を購入または出品する前に、出品者の評価を確認し、商品説明と写真を注意深くチェックし、安全な支払い方法を選択することが大切です。
サイト運営側の不正行為対策
フリマアプリ及びオークションでの利用規約では、盗品や偽物の出品を厳禁としてます。
また、不正出品撲滅のためユーザーの通報などセキュリティ機能も強化しています。
以下は一般的な出品者への禁止行為です。
- 商品の現物が手元にない状態で出品すること
- 販売の対象を明確にしないこと(福袋など)
- 偽ブランド品や無断複製したCDやDVDなど権利を侵害する商品
- 転売する目的で入手したと当社が判断するチケット
しかし、匿名性の強いネット上での売買においては、詐欺に遭うリスクを完全に回避することは難しく、自分自身が予防対策を講じることが重要です。
大手企業による転売対策
メルカリとユー・エス・ジェイが「不正転売」に対する対策として協定を結んだことも話題になりました。
不当に価格が吊り上げられた商品が横行することで、「こんなに高額でも売れるなら、自分も転売しよう」といったように転売ヤーの数の増加にも繋がってしまいます。
「転売ヤー」によって不正転売目的に買い占められたのち、不当に価格が吊り上げられるので純粋に商品を欲しい人が購入できない現象を防ぐ対策が行なわれています。
個人がネット上売買する際の注意点
疑わしい取引がある場合は、プラットフォームの通報機能を利用して報告することが重要です。
また、防止対策として以下のことに気を配って利用することが大切です。
これらの対策を実践することで、オークションやフリマアプリでの詐欺や不正行為から身を守ることができます。
警戒心を持ち、セキュリティ対策を適切に実施することが安全なオンライン取引の鍵です。
- 信頼性のあるプラットフォームを選ぶ
- 出品者や買い手の評判を確認する
- 商品情報や取引の詳細をスクショなど保存する
- セキュリティ意識を高める(個人情報の保護など)
- 取引の時点で対応に不審な点があれば取引を止める
- 口座とパスワードを保護(安全強化)する
不正取引による被害と調査による解決
盗まれた品がオークションで売られていた!
女性 20代
オークションサイトを見ていたら盗まれた私の鞄にそっくりの商品が売られていました。
有名ブランドですが、オーダーメイドだったので特徴があり、すぐ分かりました。30万円くらいしたと思います。
探る目的で相手と取引しましたが、画像の追加の要求や、「いつ頃、どこで購入したんですか?」私の質問に対する対応や回答が曖昧で杜撰で、盗んだ犯人だと確信しました。
犯人が怪しんで削除しないうちに購入してしまいました。その間、警察に被害届を出しましたが、証拠不十分で受理されませんでした。
そこで、情報収集の専門家である探偵に調査を依頼しました。
調査の結果と感想
取引後に相手がアカウントを削除してしまったので、もうダメかもと思いましたが、担当の方がサイトにある登録情報の履歴などを確認してくれたおかげで、不正者の身元や居場所を割り出すことに成功しました。
担当者の方が相手と交渉してくれ、鞄が無事に手元に金銭的損失以上に、とても気に入っていた鞄だったので返品してほしいのと、盗難行為を絶対許せないので、相手を特定して代償を支払わせたいです。
事例から学ぶ被害に遭ったときの対処法
オークションやフリマアプリで盗品やコピー商品を購入してしまうトラブルが相次いでいます。
不正出品者は警戒しているので、不正を追及すればすぐにアカウントを削除される可能性が高いでしょう。
証拠がなければ警察も簡単に被害届を受理しません。
希少価値のある物や高価なものは、予め写真を撮り保管しておくことで、万が一盗まれてサイトで売られていたときに不正行為を暴く証拠になる可能性があります。
不正取引の被害に遭ってしまったときの対処方法
大事にしていた私物がフリマアプリで売られていたり、購入したのがコピー商品だったら、悔しさと怒りがこみ上げてきますよね。
そのようなとき、運営側に報告したりなど自分でできることはやってみたけど、結果的に解決できず諦める方が大半だといいます。
専門家の調査や証拠収集を利用する
泣き寝入りしては相手の思う壺です。不正者は味をしめ、また犯行を繰り返すことでしょう。
アカウントを削除され、相手を特定できず途方に暮れている方は、専門家に調査依頼をして相手を特定し、しっかり代償を払わせるべきです。
その点において探偵は調査のプロなので、情報収集から被害の証拠を入手したり、独自のデータから身元を割り出すことが可能です。
法人との不正取引にも対応しています
探偵の調査は個人とのトラブルだけでなく法人とのトラブルにも対応しています。
「会社、代表者に責任を負ってもらいたい」目的で、相手の所在や潜入調査による被害実態を調査することも可能です。
トラブル解決のために入手する必要のある情報や被害証拠はトラブルの種類によって異なりますが、多くは下記のようなものです。
- 不正出品者の身元を割り出す
- 逃げている相手の所在を確認
- 虚偽や詐欺行為の裏付け情報
- 被害届や訴訟に必要な情報や証拠収集
- 法人の場合は評判や事業の実態把握
不正取引による被害の相談窓口
お悩みの方は今すぐご相談ください
いつどこで、不正取引のトラブルになるのかは、誰にもわかりません。
当事務所の調査は、依頼人が抱えるトラブルを根本的解決に導くための情報収集調査を行なっています。
ご依頼内容に応じ、数多くの過去事例をもとに調査プランをご用意しておりますので、円滑な解決が期待できます。
また、悪質な法人や法人間のトラブルにも「潜入調査」や「覆面調査」などを実地して、しっかり対応する体制が整っています。
不正出品を許さないためにも、トラブルに巻き込まれたときは、詐欺被害の証拠収集および居場所特定の専門家である依頼ファミリー調査事務所にご相談ください。
ご相談は、無料でご利用いただけます。
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