シェアハウス生活は一見魅力的に見えますが、全ての人にとって最適な選択ではありません。
この記事では、シェアハウスに向いていない人の特徴と、共同生活でのトラブルに巻き込まれる前に知っておくべきポイントを解説します。
執筆者:湯出2024年1月31日
ニッチな情報収集と潜入調査が得意。ポジティブな姿勢と忍耐力で問題解決に全力を注ぎます。
目次
1- シェアハウスってどんな場所?
シェアハウスとは、一つの住居の中で個室以外のリビング、キッチン、バスルーム、トイレなどを複数人で共用する賃貸住宅のことをいいます。一般的に管理会社が運営・管理しています。
欧米では一般的に普及されていますが、国内でも居住者との時間や場所を共有することで交流が楽しめる住居形態として若い世代の定番ライフスタイルになりました。
メリットとデメリット
シェアハウスがライフスタイルの一つの選択として広まった理由はこのようなことがあります。
- 賃貸アパートやマンションに比べ住居費用が抑えられる
- 家具や家電が付いているため用意するものが少ない
- 居住者同士の交流を楽しめる
- 困りごとをすぐに相談できる
- さみしさを感じさせない
- ライフラインや通信関連の手続きが不要
- 多様な居住者との共同生活で価値観の違いがストレスになる
- 友人や恋人を呼びにくい
- 居住者の生活音が気になる
- トラブル発生後に顔を合わせるのが気まずい
その他にも、規則違反する居住者に悩まされたり、外国人居住者との文化の違いからストレスへつながる要因になるなど、デメリットがあるかもしれません。
しかし、シェアハウス人気は上記で上げたデメリット以上に、自身にプラスになることが多いのかもしれません。
2- シェアハウスで発生しやすいトラブル
居住者との共同生活は楽しいことだけではありません。
異なる価値観や生活習慣を持つ他人同士が一つの家に暮らすため、トラブルが発生することもあります。
よくあるシェアハウスではこのようなトラブルが起こると予想されます。
頻繁に起こるトラブルとして「隣の部屋の居住者の立てる音がうるさい」ということがあります。
建物の構造にもよりますが、一般的なシェアハウスはアパート以下の防音性能の物件も多く、電話の話し声やテレビの音などしっかり聞き取れるというようなこともあるそうです。
たびたび取り上げられるのが盗難トラブルです。
現金や高価なブランド品などがなくなっていたことがあるようです。共用スペースではなく、自分の部屋で管理しているものについては許しがたい事件です。
デメリットで触れましたが、生活習慣や文化が全く違う居住者もいます。
共同生活のなかで細かい部分まで気にしてしまうと居住者と衝突してしまう原因を作ってしまいます。
多様な居住者と生活しているため、陰口や仲間外れの被害に遭う可能性があります。トラブルの原因を生み出さないように生活したいものです。
仲間同士で借りたシェアハウスなのに、勝手な都合で突然解約され予期せぬ引っ越しや出費が発生してしまったり、居住者の誰かに盗聴されていた被害例などもあります。
3- トラブル発生時の対処法
これからシェアハウスに住むことを検討している人も、今まさにトラブルに遭遇している人も、参考になるトラブル対策をご紹介します。
- 内見必須!入居前は住居人や住み心地を確認する
- 居住者同士で最低マナーやルールを守る
- 普段から入居者同士コミュニケーションを取る
- 問題行動を非難せず改善方法を提案してみる
- 運営・管理会社に相談する
シェアハウスでは自分が他の居住者からクレームを受ける可能性があります。なかには、神経質なタイプの人がいることも覚悟しましょう。
もし指摘を受けた場合は、改善可能なことは努力し、理不尽な内容は改めて相手と話し合いましょう。
快適に過ごす秘訣とは
入居するときの物件選びが、後の生活でトラブルを防ぐためには重要になります。内見時に確認しましょう。
- 入居前に内見して共有スペースをチェック
- 定められたルールを居住者が守られているか
- 管理会社と物件の評価
- 防音や施錠など設備の整備状況
- 見学時に民度を確認しよう
- キッチンなどの水回はきれいに保たれているか
シェアハウスに住むことを選択する時点で、共同生活のデメリットも認識しておく必要があります。人と暮らすということは、他人を非難する気持ちよりも受け入れる寛容な気持ちが必要になります
4- 解決が難しいと感じたら
深刻な問題はプロに依頼しましょう。
トラブルが起きた際に自力で解決を試みたが、解決が難しいパターンがあります。相手がいるトラブルだからこそ、第三者に相談するのが解決の近道になります。
シェアハウストラブル解決事例
現在シェアハウスで生活をしているのですが嫌がらせを受けています。誰から受けているかはわかりません。
嫌がらせ内容は、誰にも話していないプライベートのことをSNSに投稿したり、私あてに郵送で謎の脅迫文が送られたりしました。ちょっと、、、いや、かなり不気味です。
他の住人に相談したのですが、みなさん心当たりがないようで、安心して生活することは難しい状況です。
もう私自身ではどうにもできませんので対処をお願いいたします。
被害状況をご依頼者さまよりお伺いし、お住まいのシェアハウスを中心に調査いたしました。
調査の結果、ご依頼者さまのお部屋に盗聴器が設置されて、スマホにはGPS機能が取り付けられていました。
ご依頼者さまの全く気づかないところで、「不法侵入及びプライバシーが侵害」されていたのです。