近頃、お子さんの変化で気づくことはありましたか?
「うちの子と近ごろ会話が少なくなっているのは、もしかしていじめられているせいかもしれない。 ただ、本人がいじめを受けているかどうか、正直に話してくれないので本当のことがわからない。」と、悩まれている親御さんもいるでしょう。
もし子どもから相談があっても、「気のせい」や「自分に問題がある」などと言い、状況によっては命を絶つことを考えて実行してしまう可能性もあります。
いじめの事実確認の方法や、対策についてご紹介します。
執筆者:湯出2024年1月10日
ニッチな情報収集と潜入調査が得意。ポジティブな姿勢と忍耐力で問題解決に全力を注ぎます。
目次
いじめの定義
いじめの状況を申し出ることが大切です
文部科学省によると、子どもがいじめを受けているかの境界性は「当該行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもの」と定義しています。
これは、いじめを受けている子が精神的にどう感じているのかに帰責されるということになります。
裏を返せば、いじめを受けている本人が自分は心身の苦痛を感じていないのであれば、当該行為はいじめとはみなされないということです。
いじめを受けて自ら命を絶ってしまった児童生徒のなかには、心身の苦痛を感じていて精神的におかしくなりそうなのに、親や家族、友人に充分な相談ができなかった例がよくあります。
つまり、いじめを受けている子が自ら申し出ない限り、いじめは認められないのです。
学校がいじめを把握できない原因
学校側でいじめを把握するためにカウンセラーを配備していることが常識となっていますが、環境が整っていても児童がいじめの相談をしてくれるとは限りません。
これには、「恥ずかしいからいじめられていることを知られたくない」「いじめがもっと酷くなるんじゃないか?」と思い込み、信頼できる教師やカウンセラーに相談できずにいる被害者児童の心理が働いているからです。
また、見えないところでいじめが行なわれていると、教師がいじめを把握することが難しくなります。
また、「親に心配をかけてしまう」と、大人以上に大人の心情に機敏な子がたくさんいることを理解することが大切です。
社会的にいじめを解決することは難しい?
目に見えない言葉の暴力
言葉の暴力も、子どもたちの心に深刻な傷を付けます。
加害児童から「ブス」「きもい」などの心無い言葉を被害児童に対して、聞こえるか聞こえないかわからない音量でつぶやいたり、机にしまっていたものが隠されたり、破壊したり、被害児童を仲間外れにするいじめもあります。
こういった「傷」の積み重ねが児童の心の傷を深くえぐっていくのです。子どもがいじめられているかどうかを見分けるポイントはいくつかあります。
前提として、児童が家族や教員に相談できる環境があることです。子どもは、教員や親が解決に奔走してくれると信頼できれば希望が持てます。
しかし、なんでも親に話す子どもが少なかったり、家族に相談しても学校でのいじめが解決しないことが多いのではないでしょうか。
いじめを解決する手段
いじめを解決できる基盤がない社会において、確実にいじめをやめさせるには「証拠」がなければいけません。
そのため、子どものいじめを解決するには調査が必要で、いじめの状況証拠となる音声や動画などが必要です。
もしご自身でお子さんの調査や証拠撮りが困難な場合は、「ファミリー調査事務所」へご相談ください。子どものいじめを完全に止めさせるには、親の協力が不可欠です。
お子さんのために真実を勝ち取り、立ち向かう覚悟がなければ本当の意味で解決に向かうことないのです。
調査会社が行う主な方法
調査方法は登校や放課後など学校外での調査がメインになります。
併せて、近頃のいじめ現場はSNSなどインターネット上でも行われているため同時にオンライン調査を実施していじめ問題解決を目指します。
学校内での証拠取集に関しましては、お子さまご協力いただきカメラで「いじめ現場」を撮影することでとても有効な証拠になります。その際は、撮影操作が簡単なカメラを携帯するのがよいでしょう。
いじめ調査の解決後はアフターサポートも行っております。お子さんが元気に登校できる日を迎えられるためにご協力させていただきます。
子どもがいじめられているか見分ける方法
子どもへのヒアリングは親の気持ちが重要
自分の子どもがいじめられているか見分けるには、「心から学校に行きたがっているかどうか」です。学校での人間関係やイベントに楽しそうに取り組んでいることは様子を見ればわかるものです。
いじめの詳細な原因は、調査でいくらでも出てきます。しかし、親の前では心配をかけまいと一時的に楽しそうにふるまうお子さんもいますので要注意です。
そのような子どもは、「優秀な子」である反面、まじめであるがゆえに精神的にもろい一面があります。
子どもが親との交流が少なくなるほど、真実を伝える機会が減ってしまいます。まずは、親子の信頼関係を取り戻すことことが重要です。
いじめをうけているかを確認する質問内容の一例
- 学校の生活で最近嫌なことはないか
- 学校で友人関係はうまくいっているか
- 自分の陰口を言っている子は周りにいないか
- 最近友だちに無視されるようなことはないか
- いたずらに遭遇していないか(物が紛失することも含めて)
子どもへ質問するときのコツ
質問をするときは、子どもと二人きりで遊びに行ったときに、幸せな気持ちのなかで急な秘密話をするようにさりげなく質問することがきっかけづくりに最適です。
ここで親の顔を出して、険しい顔で問い詰めると、子どもは真実を言う気持ちが薄れてしまいます。
友達の秘密話のように親の目線を子どもの位置に下げる必要があります。高圧的な親だと、子どもは心を閉ざしてしまいます。
本気でいじめを改善したいならお子さんと一丸になって加害者に立ち向かう勇気が必要です。
いじめの存在を知ったちきの効果的な対策
重要なのはいじめ現場の報告先
お子さんがいじめられていることを知ったら、まずは教育委員会の関係者へ連絡しましょう。もちろん担任の先生に共有することも大切です。
小学校は学校相談員、中学校になると学校相談員だけではなくスクールカウンセラーが在籍しています。
しかし、いじめが深刻化していると教育委員会関係者に相談しても解決しないことが多いです。そのため、市や区に必ずある教育委員会に直接出向いて、立場が上の人によく相談しましょう。
保護者が直接教育委員会に相談した場合、話を流されることは少ないです。
陰湿化が加速するいじめ
最近ではいじめが巧妙化し陰湿なものにシフトしています。
普通に話をするなど一見いじめを目視できませんが、SNSなどがいじめ現場の中心となることが多く子ども同士のやりとりで陰湿な無視やいじめが行われています。
いじめが巧妙でわかりづらい場合、私どものような専門の調査機関に依頼することも一つの選択肢です。
ターゲットにされやすい子どもの特徴
「いじめられやすい子ども」というのは、いじめる側の勝手な認識の押し付けなので、いじめられやすい子というのは実存しないというのが答えになるはずです。
ただし、「嫌われやすい」というのは共通した傾向があります。
お子さんも似たような要素があれば、改善する方向に導くことが子育て方です。一例をご紹介します。
あまりお風呂に入らない傾向や歯磨きをしない「清潔感がない」子どもは、やはり人が近寄りたくないことになります。
どうしても不衛生な匂いや服から匂ってくるなどの場合、周囲からぞんざいな態度をとられてしまいかねます。
どんなにいいお子さんであっても、近寄りがたく一緒に遊びたくはない、あるいは直接的な物の言い方しかできない子どもは「きたねーな、こっち来るなよ」などと雑言していじめに発展してしまいます。
感受性が強い子は、人の感情を敏感に感じ取ってしまう傾向があります。
そのため、周りの子どもたちから振り回され自分をコントロールできなくなる結果、いじめられてしまいがちです。
こうした子どもは、人の痛み理解しやすいほか、芸術的な才能があるのかもしれません。
しかし児童生徒の立場の時には、周囲に自分の気持ちを明かさず子どもながらに神秘的なため、その様子を見ていた高圧的な子どもにいじめの対象とされる可能性が大きいのです。
保護者の手助けが大切なのです
新たな不幸を生む前に助けましょう
保護者が子どものいじめに対し、どこまで真摯に受け止め行動するかによって、お子さんの今後の人生が決まります。
いじめは不幸なことですが、放っておいてしまうとさらなる不幸の連鎖を生んでしまう原因になります。
状況によっては引きこもりや、最悪の場合は自ら命を絶つ行為をしてしまう可能性もあります。お子さんは「もしも、あの時いじめが解決していれば」と思うかもしれません。
いじめの解決は、お子さんの人生の大きな分岐点となることをご理解ください。
今後、お子さんがいじめる立場にならないためにも、日頃のコミュニケーションを欠かさずに小さな気づきを大切にして成長を見守りたいものです。
もしいじめに巻き込まれてしまい、自分たちでは手に負えなくなってしまったらご相談ください。いじめの現場を証明するには証拠収集が大切になります。
収集方法やそのあとの対応方法や対策を実行していきましょう。