不倫や浮気といえば「大人の関係」を連想しますが、その相手が未成年である場合も多く存在します。
夫(または妻)が職場のアルバイトや新入社員と関係をもち、恋愛関係や肉体関係に発展するケースや、近年ではSNSを通じて無知な相手とも簡単に接点を持てることから、相手が未成年だと知らずに不倫関係になってしまったというケースも。
もしも、配偶者の浮気が発覚し、相手が未成年だった場合、どのように対応すべきなのでしょうか?慰謝料請求や刑事罰の可能性など、気になるポイントを解説します。
執筆者:篠原2024年4月15日
探偵調査歴10年。探偵調査歴15年以上の経験者の指導を受け下積み3年。問題解決してきた、数々の実績・経験を元に徹底的にわかりやすく執筆。
目次
成年の不倫相手に慰謝料請求は可能?
相手が未成年でも慰謝料請求は可能
不倫相手が未成年であっても、慰謝料の請求はできます。不倫による慰謝料支払い義務は、不法行為に基づく責任です。
自分の行為を理解できる能力=責任能力を有する相手の場合は請求が認められますが、一般的には12歳前後でその能力はあると判断されることが多いです。
相手が既婚者であることを知りながら肉体関係をもつということは、いくら未成年でも悪いことだとだと判断できるはずです。
よって未成年であっても、多くの場合、損害賠償責任義務を認められることになります。
不倫相手の親への請求は認められない
相手が未成年の場合、十分な資力がないために慰謝料の支払いを期待できなかったり、不倫を反省しておらず慰謝料を支払う姿勢がみられないことがあります。
このような場合、代わりに相手の親に請求することはできないかと考える方もいるでしょう。
しかし、不倫の責任を相手の親に求めることは、法律上認められていません。また、そのような請求をすることは、本人のプライバシーを侵害する恐れがあります。
ただし、本人に支払い姿勢はあるが資力がないとき、本人から両親に相談し、本人が支払うべき慰謝料を両親か立て替えて支払うというケースはあります。
未成年との不倫での慰謝料の相場
慰謝料の相場は50~300万円
不倫による慰謝料の相場は50〜300万円です。これは相手が未成年であっても同様で、具体的な金額はそれぞれの事情が加味され、この相場の範囲内で妥当だという金額で決定されるでしょう。
慰謝料の金額に影響がある要素
代表的な要素は以下のとおりです。
- 不倫期間
- 婚姻期間
- 不倫前の夫婦関係(良好かどうか)
- 不倫発覚後の夫婦関係(不倫の影響)
- 不倫発覚後の対応(反省の具合や誠実さ)
一般的に慰謝料が高額になるケースとして、不倫前の夫婦関係が良好だったにも関わらず、不倫が原因で別居や離婚に至ってしまった場合、婚姻期間と不倫期間が長期の場合、また不倫発覚後の対応が不誠実だった場合が挙げられます。
その他、被害者側の未成年の子供の有無や、支払者の収入なども影響する要素です。
未成年の不倫相手が慰謝料を支払えない場合は?
未成年の不倫相手の親が支払う
前述した通り、不倫相手の親に慰謝料を請求することはできません。
しかし、例外的に親が慰謝料を支払うと自発的に申し出た場合と、本人に自分の行為の責任能力がない場合は相手の親から慰謝料を受け取ることは可能です。
親が代わりに支払って示談で終わらせたり、親が連帯保証人になって未成年の子供に支払わせるといったケースがあります。
配偶者(夫/妻)が未成年の不倫相手の慰謝料を負担する
相手が未成年の場合、慰謝料支払いの十分な資力がないことを理由に、配偶者に求償する可能性が高いです。
求償とは、慰謝料請求をされた場合にその不倫相手にも支払いを負担してもらえる権利のことです。未成年で親にバレたくないという方は、この手段をとることが多いです。
未成年の不倫相手が既婚者だと知らなかった場合は?
相手が既婚者だと知らなかった場合は慰謝料請求ができない可能性も
あなたの配偶者が独身と偽っていたり、既婚の事実を隠して不倫していた場合は、不倫相手はあなたの配偶者に騙されていたことになります。
この場合、不倫相手に責任はなく、慰謝料の請求は難しくなります。
ただし、もしも不倫相手があなたの配偶者のことを故意に「既婚者ではない」と信じ込んでいた場合はこの限りではありません。
「既婚者であることが全くわからないという状況ではなかったのに、自分の都合のいいように信じ込んでいた」場合は、責任能力が全く問われないということではありません。
不倫=不貞行為だとわかっていながら関係をもっていたかという点が、責任能力の有無とみなされ、慰謝料請求が出来るかできないかの分かれ道になります。
慰謝料請求ができなかったケース
- 婚活パーティーで知り合い、独身と偽られていた。
- 妻子持ちだったがすでに離婚していて、現在はバツイチだと告げられていた。
- マッチングアプリで出会い、独身と偽られていた。
出会いから現在まで、相手が既婚者である状況を知る術もなく独身だと信じていた場合、責任は発生ぜす、慰謝料請求は難しくなります。
ただし、初めは独身だと思って関係をもっても、途中で既婚者だと知った上で関係を続ければ当然故意とみなされ、慰謝料請求の対象となります。
未成年と不倫していた配偶者が刑事罰に問われる可能性は?
配偶者が刑事罰の対象になる可能性がある
お互いの合意があったとはいえ、未成年者との不貞行為は刑事罰の対象行為になります。
18歳未満の未成年者と不倫をすると、各都道府県が定める青少年保護育成条例に基づく処罰や、児童福祉法により処罰される可能性があります。
さらに、慰謝料請求などにより未成年の相手が逆上し、予期せぬトラブルになることもあります。
相手の素性がわからないまま、情報開示請求のみで得た情報で訴訟を開始すると、あなたの配偶者が不利になることがあります。
「合意」の有無で相手側から「強制性交罪」で被害届が出される場合もありますので、相手の女性の素性を事前に調査しておくことが大切です。
万が一、あなたの配偶者が未成年との不倫により刑事罰を受けることになってしまった場合、子どもの受験や就職にも影響を及ぼす可能性があるため、慎重に行動する必要があります。
慰謝料請求に必要な情報とは?
不倫相手の基本情報と不貞行為の証拠は絶対
基本的なことですが、相手の素性がわからない場合は慰謝料請求はできません。
不倫相手であっても、あなたの配偶者が正しい情報をすべて知っているとは限りません。
最近ではSNSやマッチングアプリで素性の知らない相手と不倫行為に及んでいるケースも多いのです。
また、慰謝料請求をするうえで、当然不倫の事実と証拠が必要になります。
決定的な証拠が用意できないと、請求が認められない場合がありますので、十分な情報を揃えてから手続きを行うようにしましょう。
未成年との不倫が発覚したらまずすべきこと
✅ 不倫相手の年齢の確認
相手が18歳未満の場合、例えそれを認識できなかった場合でも青少年保護育成条例で処罰される可能性があることから、対応を誤らないためにも年齢を確認しておく必要があります。
確実な情報がわからない場合は、素性調査を専門家に依頼することをおすすめします。
慰謝料請求は相手が未成年であっても可能ですが、相手に責任が問われる事案なのか、きちんと証拠を集めて確認する必要があります。
夫婦関係が破綻している場合や、肉体関係が伴わない恋愛関係だった場合、一般的に慰謝料の義務が発生しません。
不倫相手との交際開始から現在までの状況を整理し、その証拠も集めておきましょう。
夫の浮気調査の料金について
当事務所の浮気調査は、1名(1時間)7,000円から調査依頼が可能です。
浮気調査の依頼料の取り決めは、事前の情報量・信憑性、調査やサポート内容、調査員の人数、調査期間(日数・時間数)に応じて費用が算出されるので、案件ごとに金額が異なります。
料金相場は過去の事例から、おおよそ100,000~600,000円(税込)前後だとお考えください。
しかし、ご相談内容は過去の事例と全く同じシチュエーションというものはあり得ません。正式な金額は、見積をお問い合わせください。
また、浮気調査の目的に応じて調査内容や取得する情報の種類が異なりますので、事前に担当と打ち合わせ行なう必要があります。
また、ご予算をお知らせいただけましたら、最適な調査プランをご提案させていただきます。
ご相談からご依頼までの流れ
調査の流れ
1 お問合せ〜ご相談
まずはファミリー調査事務所にお電話をいただき、面談のご予約をお取りください。年中無休 24時間(TEL 0120-862-506)また、お電話によるご相談やお見積りも可能です。お電話で面談のご予約をいただく際に、ご相談内容の概要をお伝えください。
2 ご面談〜ご検討
お電話にてご予約いただいた日時に、事務所にお越しいただき、専門スタッフとの面談相談をお受けください。ご相談に関連する資料がございましたら面談時にご持参ください。探偵には守秘義務があるので、お話しいただいた内容が外部に漏れることはありません。ご予約いただいた後に、キャンセルの必要が生じた場合は、前日までにお電話にてご連絡ください。
3 ご依頼〜調査開始
面談によるご相談の後、調査をご依頼される場合、着手金・実費等の調査費用についてご説明のうえ、ご了解いただいた内容に基づいて委任契約書を取り交わします。調査委任契約書とは、ご依頼いただく探偵業務の内容、期間及び調査方法、調査結果報告の方法、資料の処分に関する事項、探偵業の委託に関する定めの他、探偵業務の対価などを明記した契約文書のことです。ご依頼者と受任者がそれぞれ1通ずつ、同一内容の原本を保有します。
4 ご報告〜アフターケア
証拠に自信!調査結果は報告書で報告します。写真の顔がはっきりと映っているなど、裁判になったときにもきちんと証拠として採用される報告書は高い評価をいただいております。調査後のサポートも充実しているので、専門家を紹介することも可能です。
未成年との不倫調査・慰謝料請求に関する無料相談窓口
配偶者の浮気に気づきながらも、ご自身やご家族のこれからのことを考えると、どうしていいかわからず誰にも相談できないまま悩んでいる方も少なくありません。
精神的な苦痛の賠償として慰謝料請求をしたいがどうしたらいいかわからない、不倫の決定的な証拠が掴めないなど、お困りの方はファミリー調査事務所の無料相談をご利用ください。
また、事実を受けとめたうえでどのような解決方法があるのか、専門家に相談してみることで気持ちが楽になるかもしれません。
当事務所の無料相談では、男女間トラブルサポートの専門家が問題解決に必要な調査・情報の種類などをご説明いたします。
目的、希望の解決の形をお聞かせいただけましたら、ご希望に沿った調査をお約束します。
調査を依頼する際に大切なことは、ご自身が納得したうえで依頼をすることです。他社で断られた案件にも対応いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
浮気調査に関するご相談は、お問合せフォーム・電話・メール・LINEにて、24時間(土日・祝日問わず)お受けしています。
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