浮気や不倫の噂は世の中にあふれています。 それでも「まさか自分の身には起こらないだろう」と誰もが思いたいものです。
夫に不倫されている妻、巷ではサレ妻と言われています。 今回はサレ妻の離婚しない心理を実話に基づいた体験談としても紹介しています。
サレ妻の心理や本音、不倫夫に対して、どんな対処をしているのかなど解説しています。
執筆者:吉田2024年4月1日
男女トラブルカウンセリング歴10年以上。男女トラブルの問題解決を得意とする。調査も多数兼任・実績あり。依頼者に寄り添ったサポートが定評。
目次
1-1 サレ妻は特別な存在ではない
サレ妻と聞くと、悲惨とかみじめなどのマイナスイメージが付きまとうものですが、決してその存在は例外ではありません。
誰かと結婚した瞬間からサレ妻になる可能性は少なからずあるのです。
密かに悩んでいるサレ妻が多い
浮気・不倫問題は実際に経験しない限り、その辛さや解決の難しさを実感できるほど単純なものではありません。
最近はSNSなどでその胸中を発信する人も増えていますが、実際に浮気の悩みを打ち明けられる人はごく稀だと思います。
浮気や不倫は、ごくプライベートかつデリケートな問題で表立ってオープンにするようなものではないので、悩んでいても誰にも相談できないという人の方が多いのです。
水面下では意外にも大勢の人が浮気や不倫で悩んだ経験があると考えられるでしょう。次項では当事務所に寄せられた相談事例を挙げています。
2-1 サレ妻が最も憎むべき存在とは
もし夫の浮気が分かったら普通の妻はカーっと頭に血が上って、夫を責め立てたい衝動に駆られるか、裏切られていたショックで呆然となると思います。
浮気被害の当事者なら、夫に対する失望・呆れ・怒り・言いようのない不安が一気に湧き上がって、離婚届をたたきつけたい衝動に駆られるのも無理ありません。
本当は夫は自分を愛していると信じたいサレ妻
確かに夫のしたことは許せませんが、サレ妻の怒りの矛先は何よりも不倫相手に向かう傾向があります。
サレ夫の場合は、最も腹が立つのは浮気した妻であるといいます。そこが妻に浮気されたサレ夫との違いでしょう。
敵は自分の幸せを壊した不倫相手
まさに女の敵は女といったところでしょう。
不倫相手は夫をたぶらかし、家庭を壊そうとしている泥棒猫!という心理のせいだと考えられます。 サレ妻の夫を信じたいという切実な気持ちがそう思わせているのかもしれません。サレ妻が簡単に夫と離婚しないと言われているのは、そんな憎き不倫相手に夫を渡したくない気持ちの表れなのかもしれません。
3-1 子煩悩だった夫がまさかの不倫体験談
次にサレ妻の体験談を実話に基づいてご紹介いたします。(一部内容を変更しています。)
ご依頼者様: | 30代女性 |
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ご依頼内容: | 不倫調査 |
ご依頼理由: |
結婚して10年経っても夫の誠実な人柄は変わらず幸せに過ごしていました。何より子ども達への愛情が深く育児にも協力的でした。 ところが昨年から帰りが遅い日が増え、次第に外泊するようになりました。主人の服装の好みが変わったのも同じ頃です。もう一つの変化は、携帯電話を私の側に置かなくなったこと。 私がそれに触れると尋ねると、機嫌が悪くなり口論が増えました。何度目かの喧嘩で、しばらく離れたいと言って出ていきました。 あれほどできた夫だったのにあまりの一方的なやり方に途方に暮れましたが、子どものためにも夫と別れる気はありません。 |
調査レポート: |
調査結果としては、やはり夫には不倫相手がいました。飲み屋を経営しているバツイチの女性です。 次第に女性に入れ込むようになっていった夫は女性の店を建て直すために家の貯金にまで手を付けていました。 この夫のように真面目なタイプほど、一度火が付くと歯止めが利かなくなる傾向があります。 ご依頼者はかなりショックを受けていましたが、相手は水商売だし直に目を覚ましてくれると信じたいと話されていました。当事務所の決定的な証拠を示して不倫相手に慰謝料を請求する心積りだそうです。。 |
3-2 子どものため我慢し続けた浮気体験談
ご依頼者様: | 50代/女性 会社員 |
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ご依頼内容: | 浮気調査 |
ご依頼理由: |
これまでも何度も夫の浮気に悩まされ続けてきました。経済的な理由と子どもが小さいうちは我慢しようと自分に言い聞かせ耐え続けてきました。 夫は浮気を追及しても言い逃れされるばかり…。 今回思い切って調査をお願いしたのは、子どもが独り立ちしたのを機に、夫とその愛人からこれまでの損害賠償として慰謝料を取って離婚したいと強く思ったからです。 そのためには決定的的な証拠が重要なだと伺いプロの方に依頼しようと決めました。。第二の人生を生きるため、一歩踏み出すためにも慰謝料は絶対に取りたいです。 |
調査レポート: |
ご主人は長い間、浮気を幾度も繰り返しており、ご依頼者に対する警戒心も緩んでいたようですが、いざ問われるとしらを切っていたそうです。 それはご依頼者が証拠を掴めるわけないと高をくくっていたせいかもしれません。 調査員による尾行と張り込みで、浮気調査で決定的な証拠を入手することに成功しました。それを前にご主人は、浮気の事実を認めるしかなかったそうです。 今回の目的である「ご主人と愛人に対して慰謝料請求」を行なうとのことで、弁護士にバトンタッチし終了となりました。 |
3-3 内縁関係を解消浮気体験談
ご依頼者様: | 20代/女性 会社員 |
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ご依頼内容: | 行方調査 |
ご依頼理由: |
内縁関係になって3年が過ぎます。彼の仕事の都合上、入籍はせず夫婦同然の暮らしをしてきました。ようやく仕事が安定してきて結婚への期待が高まっていた矢先、浮気していることが判明しました。 彼のところへ行き泣き叫びながら問い詰めました。また、浮気相手に電話して感情をぶつけてしまいました。その結果、2人で共謀して証拠隠滅を図ってきたのです。 もう私一人では精神が病みそうだったので専門家である探偵に調査依頼しました。本当に親身になって親切に一つ一つ説明とアドバイスをいただきました。 感情論は通用しない、証拠がモノをいうことを実感しました。相談してからは気持ちが落ち着き、相手への執着が強すぎたのだと冷静に思えるようにもなりました。 |
調査レポート: |
浮気による内縁関係の解消は、慰謝料請求の対象になる可能性があります。 今回は新たな証拠の中に浮気を立証できる証拠があったため、浮気した当事者たちは浮気を認めざるを得なくなりました。 相手の女性は証拠を示して慰謝料を請求されたとたん逃げてしまい、男性も目を覚まし、ご依頼者に深く反省の意を伝え、二度と浮気しないと誓約書を書いたそうです。 ご依頼者のように浮気されても相手を好きな気持ちは変わらないという方には、良い結果をもたらしたのではないでしょうか。 |
4-1 サレ妻が離婚しない理由
上の3つの体験談のように浮気されているのにもかかわらず、「 離婚したくない」「離婚したい、けどできない……」そんな風に悩む女性は、珍しくありません。
離婚を踏みとどまっている理由は相談事例のご依頼者のように、子供だったり、経済的事情だったり、また裏切られても相手と別れたくないという人もいます。
サレ妻が離婚を選択しない理由
- 子供のため
- 経済的な事情のため
- 世間体のため
- 夫をまだ好きだから
- 今の生活を壊したくない
- 自分にも落ち度があるとき
家庭生活を不倫相手に壊されたくない
先述した通り妻の怒りの矛先は自分の平穏な家庭生活を脅かした存在、つまり不倫相手です。その恨みは子供がいれば猶更強いはず。
夫は許せないけど、それ以上に離婚して夫が不倫相手と再婚するなんて絶対に許せない!そんな気持ちが離婚する気持ちに勝ってしまうのです。
サレ妻に原因があるケース
浮気される側に全く落ち度がないとも言い切れません。なかには夫が妻の態度や行動に不満を感じて浮気に走るケースも存在します。
- DV・モラハラ行為があった
- もともと妻の方が浮気していた
- 家庭に居場所がなく家族からも無視されていた
- 何年も夫婦関係が悪く妻の希望で別居していた
- 妻が家事を放棄して、ほとんど家にいない
- 妻が拒むので何年もセックスレスだった
4-2 サレ妻が離婚を決めるとき
実際にサレ妻という立場にならない限り、自分がどのような選択をするかなどわからないでしょう。 実際に浮気調査をされた方の多くは関係修復を望んでいます。
確かに離婚は大きなリスクです。躊躇する気持ちも十分理解できます。 ただ、やり直すことが本当に自分や子供にとって幸せな選択なのか?むしろ不幸にしてしまうのでは?それを考えて決める必要があります。
サレ妻が離婚を決める5つの理由
考えた末に離婚に踏み切ったサレ妻にはどんな背景があったのでしょうか。 おそらくそれはもう夫との関係が修復不可能だと感じた時に違いありません。
- 夫に罪の意識がない
- 今後もう夫を信じることができない
- 夫のしたことを許すことができない
- 夫への気持ちが冷めた
- 夫が不倫相手に未練たらたら
5-1 傷ついた代償を払わせる方法
そもそも不倫とは自分にとって大切な人を心を傷つけ、関係を壊す卑劣な行為です。
その酷い仕打ちに我を忘れて、怒りで頭が一杯になり、恨みつらみを全てぶちまけたくもなります。
でもちょっと待ってください。その先の未来を見つめたとき、その行動は正しいのでしょうか…。
相手との話し合いは十分な証拠や情報収集をしてから
先走って相手を追及してもほとんどのケースは問題解決につながっていません。かえって 「警戒心」が持たせ、本来なら簡単に取れるはずの証拠が取りづらくなってしまうことがあります。
機が熟すまでは相手を責めない
証拠がなければ相手は必ずと言っていいほど言い逃れしようとします。そのうち話が一向に進まない、平行線のままであることに精神的に限界がきてしまうかもしれません。
不倫・浮気の代償を払わせるなら、証拠が取得するではパートナーや浮気相手を刺激しない ことがベストでしょう。
5-2 冷静になることの重要性
信じていた相手が浮気していたことが分かったら、どんな性格に人でも大きな市ショックと動揺を隠せないでしょう。
裏切られた悔しさだけでなく、これまで築いてきた二人の関係が破綻するかもしれない恐れや不安に押しつぶされそうにもなります。
そのような状況で冷静でいることは難しいかもしれません。しかし、感情的に行動を起こしてもいい結果は得られません。次のような行動は絶対にお勧めできません。
- 一人で浮気現場に乗り込む
- パートナーや浮気相手の職場に不倫を暴露する
- 浮気相手に嫌がらせする
- 相手を感情的に責める
- 証拠をとるために盗聴や盗撮する
- 被害を放置する
無理に調べること
『不倫がバレる=自分に不利益』という刷り込みがあるため、とりあえずシラを切られてしまうことが多いのです。
客観的な証拠がない状況においては尋問しないのが賢明です。自力で調査するなら絶対バレない自信があるときのみ実行してみるのもいいと思います。
5-3 解決案は真実を知った後に決める
不倫や浮気は、証拠を押さえた後が重要です。
その掴んだ証拠を使って自分がどうしたいのかを再確認しておくことです。
もし相手が示談に応じてくれるなら、それでよいという方もいれば、不倫した事実を許せないので慰謝料を取って離婚したいという方もいます。
証拠という保証があってはじめて心の余裕が生まれる
浮気や不倫の被害に遭うということは当事者にしかわからない苦痛を伴います。それでも相手が反省するなら復縁したいという方もいるでしょう。
いずれにしてもご自身が再び前向きに未来を生きるために一番良い選択をして頂きたい です。
そのためにも確実な証拠を得るだけでなく、客観的視点で相談やアドバイスのってもらうことが必要になるかもしれません。
6‐1不倫・浮気相談窓口
あなたの未来が前向きで発展性のあるものになるまで
浮気の被害がどれほどの苦しく辛いことか、それは当事者にしかわからないでしょう。
私どもができることは、その気持ちに丁寧に耳を傾けて、その気持ちを汲んで、徹底的に調査を進め証拠を集めることです。
それは調査専門の経験豊富なプロに任せることで可能になります。
それにより浮気が決定的なものになっても最終的には、ご自身の心の声が最終的な決断に繋がるのだと考えています。 夫婦にしかわからないことは確かに存在します。
慰謝料請求=離婚ではありません。
浮気が確定したとしましても、結婚生活を継続される方が圧倒的に多くいらっしゃいます。
できればお互いにとってその先の未来が前向きで発展性のある関係であることを私共はいつも祈っております。
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