異なる国籍や文化を持つ2人が愛を育み、結婚に至ることは珍しいことではありません。
しかし、国際結婚には純粋な愛情だけでなく、永住権や経済的な理由が背景にある場合も少なくありません。
外国人妻と結婚した男性のなかには「永住権取得が目的ではないか」という疑念を拭えず悩むケースも少なくないようです。
今回は国際結婚の実態把握調査を通じて、その現状を探ってみたいと思います。
目次
永住権目当ての国際結婚とは
永住権目当ての結婚とは、特定の国に永住する資格を得ることを目的として行なわれる結婚を指します。
このような結婚は「偽装結婚」と見なされる場合もあり、多くの国では法律で禁止されています。
発覚した場合、結婚の無効化や永住権の剥奪、さらには法的制裁を受けることもあります。
就労ビザがあれば永住権を取れる
永住権の取得を目的として国外から日本へやってくるのは外国人女性は、比較的、東南アジア系が多いといわれています。
その背景には経済格差や日本の永住権取得の魅力があるとも指摘されています。
- 生活が困窮する家族を支えたい
- 永住権のために配偶者ビザが欲しい
- 日本で暮らしたり働く権利を得たい
日本人と結婚することで配偶者ビザ(入国許可証)が取得できます。
配偶者ビザは、離婚すると無効になりますが、永住ビザは永住する権利があります。
永住ビザは結婚して3年で申請することが可能です。
永住権目当てで偽装結婚を企てるケース
金銭目的やビザ目的で日本人男性に近づき、結婚をして故郷の家族への仕送り代を要求したり、日本で得たお金がある程度たまったところで離婚を申し出る
残寝ながら、このようなケースが多く存在しているのも現実です。
永住権目当ての結婚がもたらすリスク
永住権を目当てとした結婚は、以下のように、さまざまな社会的・個人的な問題を引き起こします。
また、永住権の取得が取り消され、国外退去を命じられる場合もあります。
また、相手の感情を利用したことで、深刻な心理的ダメージを与える可能性もあります。
また、本当に結婚を望んでいるカップルにも影響が及ぶ可能性があります。
永住権目的の偽装結婚トラブル
実際、外国人妻への疑念や不安を感じている方からの「実態を把握したいので調べてほしい」というご相談や調査依頼は年々増えています。
調査相談事例
結婚したら態度が豹変
40代 男性
インターネットのあるサイトでフィリピンの女性と知り合い、男性が現地まで会いに行ったところ、女性が結婚を持ち出してきました。出会ってわずか2カ月で結婚しました。
しかし結婚の手続きを終え、在留資格を取得したとたん彼女の態度が冷たく、ほとんど家に帰らなくなりました。
調査の結果、彼女は他の男性の家で半同棲のような暮らしをしていました。永住権取得前だったのでビザが取り消しとなり、強制送還となりました。
若い外国人妻に不信感が募り…
60代 男性
若い中国人女性と結婚しましたが、共通の知人から「彼女には長く付き合っている男性がいて、永住権を取得したら離婚すると言っていた」と聞きました。
本人にそれとなく確認すると逆切れされ、それ以来家出を繰り返すようになりました。男性は不信感に陥り、妻の本音や実態を調べたいと思い、調査を依頼しました。
その結果、彼女には場が年十き合っている愛人がいたことや、男性のお金を無断で使いこんでいたことが判明し、ビザの取り消しとともに国外退去となりました。
現地調査の結果、驚くべき事実が判明
40代 男性
赴任先で東南アジア系の女性と知り合い、彼女の希望で日本で結婚生活を始めた男性
妻となった女性は結婚後、人が変わったように金遣いが荒くなり、故郷への仕送り以外にも、家族が病気になった、ケガをしたと訴えては男性に多額のお金を要求しました。
また、妻が年に3回ほど帰国するのを妙だと感じていましたが、ホームシックかもしれないと黙認してきた男性でした。
しかし、最近は彼女の態度が冷たくなる一方で、最初から自分に愛情がなかったのでは…という疑いを抱くようになりました。
実態把握のため、現地調査を行なった結果、彼女には国になんと6人の子どもがいたことが判明。別れた夫ともまだ夫婦同然の生活を続けていたことが判明。入国管理局に報告し、ビザを取り消し離婚しました。
永住権目当ての国際結婚を回避するために
事例のように配偶者ビザをまず取り、その後すぐ永住ビザを申請するパターンが多いようです。
経済水準の低い国の女性が「ビザ目当て」で出稼ぎ花嫁になるのにも驚きですが、さらに悪質なのは日本と海外のマフィアが手を組み、現地の女性を偽装結婚させるケースです。
トラブルに巻き込まれないために、自分で気を付けるべきことを説明します。
偽装結婚を未然に防ぐ5つの注意事項
国際結婚を検討している人は、相手との関係を慎重に見極めることが重要です。
法律を守ることはもちろん、相手の感情を尊重し真の愛情に基づいた結婚を目指すべきです。
- 家族や知人に紹介してもらえていない
- 共通の知人が少なく交流がない
- 結婚生活に対する具体的なビジョンを話し合おうとしない
- 相手の背景や経済状況を詳しく確認していない
- 短期間での結婚決定や日本への移住を強く希望している
以上の事項に多く該当する場合は、結婚をすぐに決めず、まずは冷静に客観的に検討すべきです。
偽装結婚を見抜く5つのポイント
すでに結婚生活を始めているが、偽装結婚ではないかという疑いや迷いがある方は以下のポイントを要チェックしてください。
- 結婚前と結婚後で態度に変化があった(冷たい、そっけない、無関心など)
- 結婚後に連絡が途絶えている
- 頻繁にお金を要求されたり、経済的に依存されている
- 配偶者ビザ取得後、すぐに永住権の申請を行なう
- 互いの家族や友人との交流がない
チェック項目が多ければ多いほど、相手が永久権目的で結婚した可能性が高いです。
国際結婚調査を探偵に依頼する目的
解決を目的とする適切な対応策として専門家の調査を利用することで、偽装結婚のリスクを減らすことができます。
海外調査や国際結婚トラブルの専門調査サポートによって安心感を得ることが最善な解決へと導いてくれるでしょう。
まずは、国際結婚のお悩みをご相談ください。
現状把握調査
「自分の置かれている状況は偽装結婚なのか」
「妻の真意を知りたい」
「自分の抱えるトラブルや悩みを整理したい」
妻の行動調査を通じて実態を把握し、妻が本当はどう考えているのか?知るために本音調査を依頼することも可能です。
海外調査(現地調査)
「妻の身元や家族構成を調べたい」
「妻の家族の生活状況や経済状況」
「妻の交友関係を知りたい」
現地の海外スタッフが調査し、実態や状況を詳しく調べることが可能です。
探偵に国際調査を依頼するメリット
最近では入国管理局の偽装結婚への調査も厳しくなっていますが、海外の調査や浮気調査までしてくれません。
婚姻届けを提出している以上、日本の法の下で夫婦関係であり、不貞行為は処罰の対象になります。
探偵の調査なら、国内外問わず、張り込み、尾行などの情報収集を行ない、秘密裏に確実な情報や重要な証拠を入手することが可能です。
当事務所は、WAD世界探偵協会に加盟しており、世界各国の現地調査員の協力を得ることができます。
現地の探偵にしか認められていないデータベースへのアクセスや調査があるため、現地の法律を遵守しながら信頼性の高い情報収集が可能です。
調査流れ
調査対象の国によって、また調査内容によって最適な調査手法を選びます。
調査の流れは大まかに次のような流れになります。
- 調査プランを作成
- 調査国探偵との連携調査
- 調査結果の分析と評価
- 調査報告書作成
- 調査員から報告とアドバイス
- アフターサポート
調査料金の見積もりは、面談時にご提示させていただきます。
予算などあればご気軽にお申し付けください。
国際結婚調査の相談窓口
外国人との偽装結婚は、近年増加傾向にあり、社会問題として注目されています。
貧困から抜け出すために、家族を支えるために、偽装結婚に手を染めてしまう外国人女性は少なくはありません。
しかしながら、偽装結婚は違法であり逮捕者が出る事例もあります。
永住権目当ての国際結婚の被害者にならないために、国際結婚を検討している方は、相手との関係を慎重に見極めることが重要です。
また、法律を守ることはもちろん、相手の感情を尊重し、真の愛情に基づいた結婚を目指すべきです。
徹底的な事実確認で解決へ
真実を調べ、確認することが今後のリスク回避や不安解消につながります。。
国際結婚の信用調査の実績の多いファミリー調査事務所にお任せください。
当事務所には海外支部を設けており、現地スタッフが駐在しております。
国際結婚問題をはじめ、国内外のトラブルに対応しています。
まずは無料相談をご利用ください。
ご相談やお見積もりは、お問い合わせフォーム・電話・メール・ラインにて、24時間365日(土日・祝日問わず)お受けしています。
尚、ご相談内容が外部に漏れることはございませんのでご安心ください。
執筆者:吉田2025年2月2日
男女トラブルカウンセリング歴10年以上。男女トラブルの問題解決を得意とする。調査も多数兼任・実績あり。依頼者に寄り添ったサポートが定評。