10月13日、愛媛県新居浜市で家族3人が刺殺され、殺された男性の職場の元同僚で住所不定・無職の53歳男性が銃刀法違反の疑いで逮捕されました。
容疑者は警察の調べに対し、容疑を認めた上で「殺すつもりでナイフを所持していた」と話し、今後、殺人容疑に切り替えて調べる方針です。
この容疑者は「電磁波攻撃を受けた」と供述をしていることも判明し、過去にも「電磁波を当てられている」「組織に狙われている」などと警察に相談していたといい、一方、亡くなった被害者も容疑者から「電磁波攻撃をやめろ」言われ、トラブルを警察に相談していました。
警察は、容疑者が元同僚である被害者とその家族に対し、恨みを募らせた可能性があるとみています。
こういった「電磁波攻撃」の被害を一方的に訴え、トラブルに発展するケースは多くなっています。この事件は、こうしたトラブルが最悪の形で露見したといえるでしょう。
執筆者:波多野 里奈2023年12月18日
教育学をはじめ臨床心理学、行動心理学を学び、人が抱える悩みや問題に寄り添いサポートすることを得意とする。結婚や離婚に関する問題、素行調査に関する相談解決実績多数。英語の語学力を生かし海外探偵調査の相談窓口を担当。
目次
そもそも「電磁波」とは何なのか
いまだ“研究途上”の分野
電磁波とは「電界」と「磁界」が組み合わされた発生する波動のことで、自然界の日光にも存在し、身の回りの電線や家電の電器機器、携帯電話などの電波からも発生するものです。
現段階では、生活環境における「電界」と「磁界」による健康被害があるという根拠は見つかっていないのが現状です。
しかしながら、一方では、確実に影響がないという証拠もないため、疫学的研究や実験がさまざまな機関で実施されています。
「電磁波」による人体への影響とは
自律神経失調症を発症する場合も
100kHz(キロヘルツ)以下の、いわゆる「低周波」に関しては、その原因は「電気」にあるといわれており、高圧電線の近くや家電を使う時に、体内にチクチクとした電流が流れるような感覚が起き、皮膚だけではなく、自律神経にも悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。
しかしながら、日本電磁波協会は「安全の前提条件」として、電場(電界)=25V/m(ボルト・パー・メートル)と設定しており、ノートパソコンが出す電磁波(電場)は約700~800V/mであることから、日常生活において、我々がいかにあらゆる電磁波にさらされているのがわかります。
高周波「マイクロ波」は体調不良を引き起こすケースも
100kHz以上の高周波は「マイクロ波」ともいわれ、電子レンジ、携帯電話の電波、放送局から出される電波などがこれに当たります。
高周波の強い電波を浴びることにより、体温が上昇したり、長期間、マイクロ波を浴びることにより頭痛、吐き気などの体調不良を引き起こす可能性が指摘されています。
また、米ソ冷戦時代から、この作用を軍事利用し、現在でも米国、ロシア、中国などがマイクロ波を使用した兵器を使用しているといわれています。
目に見えないからこそのトラブルも
相手の言い分も聞く姿勢が大切
突然、隣人がやってきて「電磁波攻撃をやめろ!」などと怒鳴り込んできたら、困惑するどころか、ケンカ腰になってしまうでしょう。
しかも、相手は電磁波攻撃を信じて疑わない立場なので、感情的に対応してしまうと、事を複雑にする一方です。
まずは一度、冷静になって、相手の言い分(症状や考えられる原因など)を聞いて、可能な限り、問題を一緒に解決するスタンスで臨むのが理想的です。
“目に見えない敵”を一緒にやっつけるには
繰り返すように、電磁波は目に見えません。怒る隣人が言うように、本当にその電磁波の原因が自分にある可能性もゼロではないのです。
だからこそ、電磁波を“共通の敵”とみなし、手を携えて対峙する姿勢を見せるだけでも、隣人とのトラブルは避けられる可能性が高まります。
もしトラブルになったら
電磁波測定で被害を可視化
電磁波は自宅だけではなく、外部からももたらされるものです。
電磁波の原因が、家屋内か、電線や電波塔など外的要因によりものであるか、あらゆる可能性を探る必要があります。
電磁波の存在がわかれば、「電磁波過敏症」の可能性も考慮し、専門の医療機関へ相談することをすすめることも可能となります。
電磁波過敏症を“精神疾患扱い”しないことが大切
「電磁波過敏症」は、まだまだ世間的には認知されていないため、精神疾患を疑われることが多くあります。
新居浜の事件でも、これが根底にあったと推察されます。しかしながら、電磁波によって苦しむ人が多く存在するのも、また事実としてあるのです。
新居浜の事件のような悲劇が繰り返されないためにも、こうしたトラブルが起きたら「電磁波の測定」をおすすめします。
自然に存在する電磁波によって、大切な人生や隣人などとの人間関係を壊さないためにも、測定の専門家に協力を仰ぐのが問題解決の近道です。
電磁波トラブルの解決方法
「警察は民事紛争には介入できない」
電磁波問題を解決したい!また、解決が難しく、トラブルがこじれ、警察沙汰や訴訟問題に発展しそうなほどのトラブルに巻き込まれたときは、電磁波調査の専門家をご紹介いたします。
「電磁波攻撃」を疑われたら
まずは、自分の「身の潔白」を証明する努力も必要になります。
「なにもしてないのになぜ?」と思われるかもしれませんが、事件になってからでは遅いのです。
不安であれば、我々専門家と同席して身の潔白を証明することができます。
電磁波が発生していないことを「専門機器」を使用した専門家立ち合いで証明することができます。
被害妄想であれば「医療につなげる」サポートもできますので、「自分には関係ない」と放置しないことが「電磁波トラブル」の解決策と知って頂ければと思います。
- 医師でもないのに、「精神疾患」と決めつけて相手を煽るようなことはしないでください。
- 「うちは関係ない」ではなく、自宅から電磁波過敏症につながる原因があるのかも?と一緒に考える姿勢も大切です。
- 電磁波過敏症で苦しんでいる人の辛さは、「大袈裟」ではなく日々苦しんでいて、理解者のいない孤独な状況で想像以上に深刻です。
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