犯罪抑止の半面、軽い気持ちで興味が出てしまうかもしれません。
覚せい剤や大麻など禁止されている薬物を不正に使用することは、社会全体の安全と調和を著しく破壊することになります。
一度だけならと手を出すことも「乱用」と呼ばれ犯罪行為とされます。
執筆者:吉田2023年11月30日
男女トラブルカウンセリング歴10年以上。男女トラブルの問題解決を得意とする。調査も多数兼任・実績あり。依頼者に寄り添ったサポートが定評。
目次
低年齢化する薬物依存
年々増加する大麻所持摘発数
全世界で違法薬物や大麻などが若者世代に広がっています。覚醒剤など違法な薬物が裏の世界で売買され、世の中に薬物販売者や使用者が増加しています。
大麻所持での摘発数が毎年増加しており、2022年は「5546人」と過去最多となりました。
摘発数の7割が20~30代が占めており、学生もここ5年間で摘発数が5倍に上がり、また20代以下の使用者も急増し日本でも大きな社会問題になっています。
大麻はゲートウェイドラッグとして他の薬物にも手が出しやすい薬物依存の入口なのです。
薬物の入手ルート
違法薬物の購入方法は、「売人」と呼ばれる薬物を所持している人物と連絡を取り合い手渡しでモノを受け渡すのが主なスタイルです。
知人や友人から売人につながるケースからインターネット上の掲示板、チャットなどで隠語を使用し販売しているケースもあり簡単に違法薬物は手に入ります。近年ではSNSを使用したやり取りも目立ちます。
最近ではお菓子で摂取できるものも出回っており、以前よりも身近に手に入るようになりました。このようなタイプは少量の摂取でよいため、知らない間に大量に体内へ取り入れている可能性があります。
全年齢対象の日中におこなわれているイベント会場などでも手に入る場合もありますので注意が必要です。
また、日常でも他人から渡されたお菓子の危険性をあらためてお子さんに伝えましょう。
好奇心が身を亡ぼします
好奇心の旺盛な若者が薬物につい手を出してしまうことがありますが、その甘い考えで一生を台無しにし心身に大きな障害を残すことを忘れないようにしましょう。
違法薬物は1度使用してしまうとなかなかやめることができません。ご家族、友人、職場など周囲で薬物を所持や使用しているのではないかと疑問を感じたら調査をおこないましょう。
薬物を使用する目的ときっかけ
状況や事情による薬物使用の目的
友人や仲間からの誘惑により「お試しで…」とつい魔が差したと考えやすいのですが、実は薬物に手を染めてしまうにはそれぞれ個人の深刻な事情や状況が絡んでいるものなのです。
本人は薬物は一切やらないと決めていても、兄弟が乱用していたためにその「気持ちを知るため」試してみたりなど、入口はさまざまですがこのような特徴があります。
薬物使用者の特徴
- つらさの度が超えてしまった
- 強迫観念が強く不安に押しつぶされそうだった
- ストレスや辛い不眠が続いて耐えられなくなった
- 鬱状態から抜け出すことができず薬物に助けを求めた
- 仲間たちがやっていたので誘われた(誘いに断れなかった)
- 不安もなくなり、何も考えずふわふわいい気持ちになった(常習)
- 過去のトラウマのフラッシュバックが起こり、どうかなりそうだった
薬物調査
薬物調査の目的
薬物調査の依頼内容としては、「本当に使用しているのかどうか調べたい」 というご家族や友人、恋人からの気持ちが強いのです。
薬物を使用していると外見や内面に特有の変化が見受けられるようになります。
悩んでいる間にも薬物は確実に心身を蝕んでいきます。「もしかして?」という段階でも、万が一を考えて早い段階で薬物調査をおこなうのが最短でしょう。
ご依頼者の意向に沿って、素行調査や身辺調査により、薬物の売り買いに関わっていないか実際に使用していないか調べて結果を報告することができます。
薬物調査の相談
お子さん、ご家族、恋人など大切な人に薬物乱用の疑いがある場合、相手に何ができるのか考えましょう。
まず、本人に対しては、情緒不安定で話が通じる状態ではないので、面と向かって聞き出すことはやめましょう。
必要以上に干渉したり、監視すれば本人の症状だけでなく家族関係は、状況の改善が遠くなってしまうかもしれません。薬物依存や薬物反応についてなど理解を深めておくとよいでしょう。
家族として自分を責めたりする必要はありません。本当に薬物を使用していることが発覚したら早急に精神保健福祉センターなどの専門機関に連絡、実際に薬物依存の状態なら警察に身柄を引き渡さなくてはなりません。
そのときは「回復を願っている、絶対に見捨てません」と伝えましょう。
違法薬物の種類と特徴
主な違法薬物の害について
「薬物は身を亡ぼす」と言われる通り、乱用することで脳の神経細胞に作用して、心身をぼろぼろにし薬物なしでは生きていけなくなります。
薬物には強い依存性があり、簡単にやめることはできません。
本人が「やめたい!!!!」と薬物を絶とうとしても難しく、闇バイトのように犯罪に巻き込まれてしまう可能性もあるような不当な収入で得たお金で薬物を購入し使用してしまうのです。
薬物の種類
薬物には覚せい剤や大麻などがあります。いずれも気分が高揚したり、感情の起伏が激しくなったり凶暴化したりします。そして強い中毒性と、効果がなくなったときに強烈な苦痛や倦怠感に襲われます。
いずれも健康をむしばみ、人間らしい健康な生活を取り戻せなくなるほどのダメージを心身に与えます。特に覚せい剤は大量に摂取すると死亡することもあります。
主な薬物の種類
- 覚せい剤
- アヘン・ヘロイン
- シンナー
- 大麻
- マジックマッシュルーム
薬物使用者による事件
薬物使用は、「幻覚」「妄想」が日常になり、感情のコントロールが効かなくなります。
それによって、殺人や放火等の凶悪な犯罪や交通事故を引き起こす恐れがあります。
それは本人だけの問題では済まされなくなり、家族や身近にいる人々、さらには社会全体においても、大きな被害を及ぼす可能性があります。
こうしたことから、薬物の使用禁止を警察は厳しく取り締まっていますが、その隙間では、特殊なルートで密かに流通されているのです。
自他ともに多大な犠牲を払うことに
薬物乱用による痛ましい事故や事件は数多く確認されており、交通事故などに関しては加害者にも被害者にもなりうると言われています。
自殺に追い込まれたり、人に危害を与える凶悪な犯罪も起きています。
下記の事件はほんの一部にすぎません。明るみにならないだけで、実際は水面下で薬物による家庭内暴力なども数多く潜んでいるといわれています。
薬物使用による事件の一例
- 通行人を車ではね逃走、逮捕後の検査で危険ドラッグの使用が判明する
- 危険ドラッグを使用中に、隣人の女性宅に侵入して性的暴行を加える
- 薬物購入資金作りで薬物関連以外の事件に巻き込まれてしまう
- 覚せい剤を購入するために、ひったくりを繰り返していた
常習性が身を亡ぼす原因に
耐えられがたい禁断症状
薬物には中毒性がある。
軽い気持ちではじめてはいけません。
一度や二度でやめることができなくなります。
薬物を何度も使用していると、だんだん同じ量ではその効果が得られなくなり、薬物の量を増やすことが必要になります。
薬物には使用を中止すると身体的に大きな苦痛を伴う「禁断症状」はでるものがあります。この苦痛から逃れるために、さらに薬物使用を繰る返すことになるのです。
身近な人に伝わる異常性
家族や身近にいる人が薬物を使用していることに気がつける薬物使用による異変とはあるのでしょうか。
薬物を使用していると明らかにおかしいと思う言動が目立ち、人格がガラッと変わったり体調面に変化が見られます。
薬物使用者の特徴
- 感情の起伏が激しい
- 大量の汗をかいている
- そわそわと落ち着かない様子
- 突然げっそりと痩せて顔色が悪い
- 急に奇声を上げたりキレるようになる
- 話していても目の焦点が合わなかったり支離滅裂なことを言う
ご相談窓口
薬物や売人、反社会勢力と接しないために
当事務所では、薬物による悩みやトラブルの相談に応じており、薬物にかかわっているかのシークレット調査をいたします。
使用している本人、ご家族、恋人、職場関係者からのご相談も受けております。
薬物使用者特有の怪しい言動が見られたときには、事実かどうか確認するためのアドバイスから実際に調査までいたします。
怪しいと思われる段階に薬物使用を確認することは、「警察に逮捕される前に」という考え方もできます。
アフターサポートも充実
薬物乱用の再発しないために、行動監視やメンタルケアのサポートいたします。
薬物仲間、売人、闇バイト仲間に接しないよう関係を絶つお力添えをいたします。
薬物を購入することで反社会的勢力の活動資金を提供しているかもしれません。そのような社会へ加わらないためにも薬物を絶つことが大切です。
わたしたちも「回復を願っている、絶対に見捨てません」。
早い段階から解決に取り組みましょう
専門家であるファミリー調査事務所にご相談ください。
本人にはとても確認できる状況ではなかったり、自分がどうすべきかわからなくなったら、誰にも相談できず悩んでいても問題は解消されることはありません。
万が一を考えて、大事になる前に当事務所の綿密な調査により知っておくべき真実を明らかにさせてください。
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