大切な人が突然失踪した場合、何をすべきか分からず不安になるものです。
失踪直後の対応は非常に重要です。
本記事では、失踪時にまず始めるべきことと、探偵相談室がどのようにサポートできるかについて詳しく解説します。
執筆/監修者:山内 和也2024年5月23日
探偵調査歴20年。国内外の潜入調査、信用に関する問題、迷惑行為、企業や個人生活での男女間のトラブルなど、多岐にわたる問題を解決してきました。豊富な経験と実績を基に、ウェブサイトの内容監修や執筆も行っています。
目次
1- 突然失踪する心理とその背景とは
なぜ失踪したのか
失踪理由を知りたくても、本人がいないため確認は難しいです。
しかし、失踪が意図的なものであれば、「家にいたくない」「自分の居場所はここじゃない」と感じている可能性があります。
突然失踪した場合
突然の失踪には突発的なものと計画的なものがあります。
突発的な家出は、直前に家族と口論になったり、些細なことがきっかけで衝動的に失踪した場合が多いです。この場合、家族にも心当たりがあることが多いです。一方、計画的な失踪の場合、借金、家庭問題、職場のトラブルなどが原因となることが多いです。また、突発的な失踪は、事件や事故が関与している可能性があります。
よくある失踪の原因
失踪にはさまざまな原因がありますが、以下は一般的によく見られる理由です。
- 家庭内でのトラブルや離婚のストレスが原因で失踪(家庭内暴力(DV)や親子間の対立)
- 借金が返済できなくなったり、破産に追い込まれたりすると、そのプレッシャーから逃れるために失踪。
- うつ病や極度のストレス、精神的な病気が原因で失踪(過去のトラウマから逃れたい場合、PTSDが原因で突然失踪)
- 過労や職場でのいじめが原因で失踪。働きすぎや職場環境の悪化が、限界に達すると失踪。
- 友人や同僚との人間関係のトラブルが原因で失踪。
- 新しい環境で再スタートを切りたいという希望から、意図的に失踪。
- 持病が悪化したり、突然の病気によって意識を失い、そのまま行方不明。
- 誘拐や拉致などの犯罪が原因で失踪。
- 恋愛関係のトラブルや別れのショックから逃れるために失踪。
2- 失踪人探しに必要な状況整理
失踪人を探すためには、詳細な状況整理が不可欠です。
以下のポイントに基づいて情報を収集し、整理することで、効率的かつ効果的な捜索が可能になります。
1. 基本情報の収集
- 氏名:失踪人のフルネーム
- 年齢・性別:失踪人の年齢と性別
- 身長・体重:身体的な特徴(身長、体重、髪型、目の色など)
- 最新の写真:最近の写真を数枚用意する(正面、側面、全身)
2. 失踪時の状況
- 失踪日時:最後に目撃された日時
- 失踪場所:最後に確認された場所(自宅、職場、学校など)
- 服装:失踪時に着ていた服装や持ち物の詳細
3. 失踪前の行動
- 行動パターン:失踪前の行動や日常のルーティン(通勤ルート、立ち寄り先など)
- 直前の出来事:失踪直前に何か特別な出来事や変化があったか(家族との口論、職場でのトラブルなど)
4. 精神的・身体的状態
- 健康状態:持病や現在の健康状態、服用中の薬
- 精神状態:うつ病やストレス、精神的な病歴
5. 人間関係の把握
- 家族・友人:失踪人と親しい家族や友人、同僚の連絡先
- 最近のトラブル:失踪人が最近関わったトラブルや人間関係の問題
6. 経済状況
- 収入・負債:失踪人の収入状況や負債、借金の有無
- 銀行取引:最近の銀行取引やクレジットカードの利用履歴
7. デジタル情報
- 携帯電話:失踪人が使用している携帯電話番号
- SNSアカウント:使用しているSNSのアカウント情報
- メールアドレス:利用しているメールアドレス
8. 特殊事情
- 趣味・嗜好:失踪人の趣味や興味、よく行く場所
- 特別な状況:宗教や特殊なコミュニティに属している場合、その詳細
失踪人探しにおいて、これらの情報を詳細に整理し、捜索に役立てることが重要です。
情報が多ければ多いほど、失踪人の行動パターンを予測し、早期に発見する可能性が高まります。
3- 失踪の傾向を相談事例から読み解く
失踪にはさまざまなケースがあり、家庭問題だけでなく、学校や職場でのトラブルが原因となることもあります。
前触れもなく突然の失踪が発生することもあり、深刻な事態に直面した末に「消えてしまいたい」という衝動に駆られることが原因と考えられます。
さまざまな失踪相談事例
息子が帰りが遅く、犯罪や事件に関与しているのではと追及した結果、失踪してしまった。
借金で首が回らなくなった夫が遺書を残して失踪した。
妻が子どもを連れて浮気相手と失踪。相手の情報は氏名のみで、警察に相談したが本人の意思とされ、事件性がないため対応してもらえなかった。
娘が出会い系サイトで知り合った男性と連絡を取り合っていたため、携帯を取り上げた結果、その男性と共に失踪した。
夫の不倫が発覚し追及したところ、一切認めず、翌日から会社にも行かず、携帯も電源が切れて居場所がわからなくなった。
これらの事例からわかるように、失踪の背景にはさまざまな理由があり、それぞれのケースに応じた対応が必要です。
4- 探偵が行なう失踪人捜索方法
探偵が失踪人を捜索する際には、さまざまな専門的な方法を駆使して、効率的かつ迅速に行動します。
以下は、一般的に用いられる捜索方法です。
失踪人の家族、友人、同僚、近隣住民など、関係者からの聞き込みを行い、失踪前の行動や心情、トラブルの有無などを確認します。失踪人が頻繁に訪れていた場所や連絡を取っていた人物を特定し、手がかりを探します。
失踪人が利用しているSNSやインターネットの活動履歴を調査し、最近の投稿やメッセージの内容から居場所を推測します。失踪人の携帯電話の位置情報を追跡し、最後に使用された場所を特定します。
失踪人が見つかった場合、その行動を尾行して監視し、安全を確認するとともに、定住場所を特定します。失踪人が立ち寄りそうな場所の監視カメラ映像を確認し、動向を追跡します。
失踪が犯罪に関連している可能性がある場合、警察と連携して捜索活動を行います。失踪人が病院や福祉施設に保護されている可能性がある場合、これらの機関に問い合わせを行います。
広範囲を効率的に探索するためにドローンを使用し、人が確認しづらい場所もチェックします。失踪人に関する公開情報、新聞、ネット掲示板などを専用機器にて調査し、新たな手がかりを探します。
探偵は、失踪人を見つけるために多岐にわたる調査手法を駆使します。
関係者への聞き込み、デジタル調査、尾行と監視、公共機関との連携、専門機器の使用など、あらゆる手段を組み合わせて捜索活動を行います。
5- 失踪人探しの専門相談窓口
失踪人を見つけるには「経験」と「情報」が鍵です。
当相談窓口では、豊富な経験と最新の情報収集技術を駆使して、最善の解決策を見つけるためのサポートを提供します。
何度でも無料で相談を受け付けておりますので、安心してご利用ください。
失踪は早期の対応が重要です。早めのご相談が失踪人を見つける成功の鍵となります。
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