さまざまなメディアから情報を入手できるようになった近年、陰謀論に傾倒する人が増えています。
身近な人が陰謀論に傾倒し、関係が悪化するケースも少なくありません。
陰謀論に傾倒すると、周囲の人との関係性が悪くなるだけでなく、経済的や精神的にも悪影響を受けます。
この記事では、陰謀論に信じ込んだ人の事例、傾倒しやすい人の特徴、傾倒した人が受ける影響など、これまで陰謀論の洗脳を解除した経験のある探偵の目線で解説します。
目次
身近な人が陰謀論を信じ込んだ事例
ここでは身近な人が陰謀論が信じ込んだ実際の事例について紹介します。
実家に帰省したら母が陰謀論に傾倒しまともに話ができなくなっていた
異変に気づいたのは実家に帰省したときでした。
たまに母親と電話で話してはいました。
少し頑固になったような気がしましたが、年齢のせいかなとあまり気にしていませんでした。
家に着き、久しぶりに食卓を囲んだときに、急に話が始まりました。
母親は特定の国に強い憎悪を持っており、思想は完全に右傾化(右寄りの考えが強くなる)。
私に強く同意を求めてきました。
その後も偏った思想話をされたため、まともに会話ができず、以前までの母親はどこに行ってしまったのかと悲しい気持ちになりました。
親友が陰謀論に傾倒し疎遠になった事例
友人が陰謀論に傾倒することもあります。
その友人とは、学生からの付き合いで、働きだしてからも度々食事をするなど親しい関係でした。
先日もいつも通りに食事をしていたときのことです。
急に話が変わり、世界を支配している組織について熱心に話を始めました。
最初は冗談を言っているのかと思いましたが、目が真剣で笑うことはなかったようです。
何をきいてもその組織の話ばかりで、まともに話をできる状態ではありませんでした。
その後、その友人とは疎遠になってしまいました。
陰謀論に傾倒した人が受ける悪影響
陰謀論に傾倒するとさまざまな悪影響があります。
ここではその影響について解説します。
精神的影響
陰謀論は不安を煽るものがほとんどです。
そのため、陰謀論に傾倒すると、精神的に不安定になり、日常生活に悪影響が及びます。
精神的に不安定な状態が長期間続くと、睡眠障害やうつ症状を引き起こします。
体調が悪くなると、さらに陰謀論に傾倒していくことがあります。
社会的影響
陰謀論に傾倒すると、異なる意見が受け入れられなくなり、家族や友人との関係が悪化します。
家族や友人と関係が悪化し、社会的に孤立するとさら陰謀論に傾倒し、自分と同じ考えを持った人をSNSなどで探そうとします。
疎遠になった家族や友人がいつの間にか、SNSでのメッセージを発信する活動家になっていたということも少なくありません。
経済的影響
陰謀論に傾倒することで、不適切な投資や詐欺的な商品への出費が増加することがあります。
陰謀論の中には、世界恐慌が発生するなど経済的に不安を煽るものを少なくありません。
その情報を信じ、投資行動をしてしまうと、大きな損失をだしてしまいます。
このように陰謀論に傾倒すると、経済的な悪影響もでます。
陰謀論に傾倒しやすい人の特徴
陰謀論に傾倒しやすい人には特徴があります。
ここではその特徴について解説します。
認知バイアスの影響を受けやすい人
認知バイアスとは、人々が情報を処理する際に無意識に生じる誤った思考のパターンや傾向、偏見、先入観などのことを指します。
認知バイアスの影響を受けやすい人は、自分の信念や期待に合う情報だけを選び取る傾向があります。
その結果、陰謀論が真実と誤解しやすくなります。
将来に不安を抱えている
経済的な不安を持っている人や、社会的な立場の不安定な人は陰謀論に傾倒する可能性が高い人です。
将来に対する不安を払拭するために、陰謀論に傾倒します。
例えば、失業や収入の減少した人は、将来の生活への不信感を強めます。
その結果、既存の制度や専門家の意見を否定し、自分が求める答えが存在する陰謀論に救いを求めるようになります。
アイデンティティが欠如している人
自分の存在意義を見失いがちなアイディンティティーが欠如している人も、陰謀論に傾倒しやすい傾向があります。
自分の価値や役割がわからなくなると、特定の集団に属し、自身の存在意義を感じたいと考えるためです。
その結果、自分の意見に近い陰謀論にさらに傾倒していきます。
メディアの影響を受けやすい人
メディアの情報を鵜呑みにする人も、陰謀論に影響を受けやすいです。
情報の真偽を確認する習慣がないため、SNSやWeb上にあるフェイクニュースの影響を受けやすくなります。
メディアリテラシーの教育を受けていない人ほど、デジタル媒体の情報を過信する傾向にあります。
徐々に情報を収集して、陰謀論に傾倒していきます。
社会的に孤立している人
社会との接点が少ない人も、陰謀論に傾倒しやすい傾向があります。
さまざまな価値観に触れる機会が減少し、偏った考えを持ちやすくなり陰謀論に傾倒していきます。
具体的には、周囲に身内や知り合いのいない高齢者や、オンライン上でのコミュニケーションしか取らない在宅ワーカーなどがこの特徴に該当します。
陰謀論の洗脳を解除する方法
陰謀論に傾倒している人の洗脳を解除するのは時間と労力のかかることですが、方法があります。
ここでは、陰謀論の洗脳から解除する方法を解説します。
共感を示し信頼関係を構築する
陰謀論に傾倒した家族や友人に対しては、共感を示すことが重要です。対立からは何も生まれません。相手の立場を理解しようとする姿勢は、信頼関係の構築につながります。相手を非難したり否定したりするのではなく、違う視点を冷静に伝え、理性的な対話を続けましょう。相手の心を開かせるためには、寛容な心と忍耐が求められます。
代替的なコミュニティを提供する
陰謀論のコミュニティに代わる、健全な交流の場を提供することが効果的です。趣味のサークルやボランティア活動など、新しい仲間との出会いを促します。人間関係を通じて、多様な価値観に触れる機会を増やしていきます。オンライン上の偏った情報から、現実世界での体験へと関心を向けられるよう支援します。
探偵などの専門家にサポートしてもらう
深刻なケースでは、探偵や心理カウンセラーなどの専門家による支援が不可欠です。専門家は豊富な経験と知識を活かし、適切な介入方法を提案します。家族だけでは解決が難しい場合、第三者の専門家が客観的な立場から介入することで、状況が改善することがあります。探偵事務所では、陰謀論からの脱却を支援するプログラムも提供しています。
当探偵事務所が支援する洗脳解除プログラムとは?
正しい情報を提供して認識を修正する
当探偵事務所の洗脳解除プログラムでは、科学的根拠に基づく情報を段階的に提供します。
一方的に否定するのではなく、傾倒している陰謀論に沿って客観的なデータや事実を丁寧に説明していきます。
偏った情報を信じ込む人々に、事実を基にした資料を用意することで、誤った認識を修正します。
また、情報リテラシーの向上を目指し、メディアの適切な活用方法も説明します。
信頼できる情報源の見分け方や、多角的な情報収集の手法なども教えます。
法的に決定的証拠を収集できれば、慰謝料を請求できます。長期的なアフターケア
洗脳解除プログラムは長期間に及び、陰謀論の洗脳を解除するにはアフターケアが欠かせません。
なぜなら、アフターケアを実施しないとまた、情報を収集し、傾倒する可能性があるからです。
定期的に会って、現在の状況を確認し、アフターケアをすれば、安心感を与えられ、完全な洗脳解除に導けます。
そのため、定期的なフォローアップやカウンセリングは、陰謀論の洗脳解除に必須の取り組みです。
相談窓口
SNSやWebメディアが発達した影響で、陰謀論に傾倒している人は近年増えています。
陰謀論に傾倒すると、社会的に孤立したり、経済的や精神的に悪影響を受けたりします。
陰謀論に傾倒した人の洗脳を解きたい場合は、当探偵事務所にご連絡ください。
洗脳解除に経験のある調査員が、相談をお聞きします。
当探偵事務所の93%のクライアントが「良かった」と調査結果に満足しており、信頼性、満足度が高いという評価をいただいています。
相談は無料です。電話やLine、メールでお問い合わせいただければ、状況にあった調査プランを提案いたします。執筆/監修者:山内 和也2025年1月4日
探偵調査歴20年。国内外の潜入調査、信用に関する問題、迷惑行為、企業や個人生活での男女間のトラブルなど、多岐にわたる問題を解決してきました。豊富な経験と実績を基に、ウェブサイトの内容監修や執筆も行っています。