執筆/監修者:山内 和也2023年10月22日
探偵調査歴20年。国内外の潜入調査、信用に関する問題、迷惑行為、企業や個人生活での男女間のトラブルなど、多岐にわたる問題を解決してきました。豊富な経験と実績を基に、ウェブサイトの内容監修や執筆も行っています。
探偵コラム「尼崎女性刺殺事件」
ニュース概要
画像引用元:読売新聞オンライン 2021/10/16 15:06
引用元:サンテレビニュース 2021/10/21
なぜ?元夫・元カレがストーカーになるとき
別れの背景に応じた対応が必要
被害者と容疑者は数か月前まで一緒に暮らしていました。
その頃、コロナウイルスの影響で家庭内での暴力やトラブルが増加していました。 このため、一部では「コロナ離婚」の可能性も指摘されています。報道によれば、この元夫と被害者は「離婚調停中」だったとの情報もあり、加えて、事件の2週間前にも被害者の住まいで警察が出動するようなトラブルが起きています。
メディアで公開された容疑者の映像からは、その穏やかそうな外見とは裏腹に、極めて凶悪な行為を行ったようです。
この元夫はストーカーだったのかもしれません。元のパートナーに住所を教えるのはリスクがある
この事件は極端な例ですが、元夫・元カレが暴力的だった場合、離れたとしてもストーカーになる可能性が高いです。
この国では3組に1組が離婚しており、ドラマのような「円満離婚」は少ないのが現実です。
慰謝料や財産分与を放棄して、単に逃れるように離婚する場合、その関係を完全に「断ち切る」ことが必要です。
異性トラブルの相談先は警察?
ストーカー規制法の限界
今回の事件では、被害者から警察へストーカー被害の報告があったわけではないようですが、このような悲惨な結果が生じた以上、何らかのトラブルは存在していたと思われます。
しかし、ストーカー規制法においても、「つきまとい」などの行為は多くの場合、「警告」レベルで終わってしまい、犯罪がエスカレートする可能性があっても、「逮捕」されるケースは非常に少ないです。
自分自身の安全が最優先
警察もストーカー被害に対する対策をゼロではありません。
総合相談センターなどが設けられていますが、パトロールの範囲も限定されています。
そのため、元夫・元カレからのストーキングに毎日怯えて生活すると、心の平安を失ってしまいます。
自分の身を守るための対策事例
自分に“SP”を付けよう
別れた後も元夫・元カレがつきまとってくるようなら、近くの交番に写真などを提供、情報を共有して、パトロールを強化してもらうことも一つの手です。
さらに、探偵に相談することで、元夫や元カレの現在の生活状況や心境を把握することが可能です。
最悪の事態を回避するために
「離縁のために探偵を使うなんて大げさ」と思う人もいるでしょう。しかし、このような事件が起きるたびに、日本でも安全は「当然」とは言えなくなっています。
どんな防犯グッズも、怨恨を抱いた人や凶器には効果がない場合があります。
だからこそ、被害に遭う可能性がある人は、常に「最悪のシナリオ」を考えて対策を講じることが重要です。
ストーカー被害の対処先
ストーカー被害に遭った場合、以下の相談窓口を活用することを強く推奨します。
- 警察庁のウェブサイト:ストーカー被害相談窓口
- 政府広報オンライン:ストーカー規制法の概要
- 法テラスのウェブサイト:ストーカー相談窓口
上記の手段でも解決が難しい場合は、ストーカー対策の専門家ファミリー調査事務所にご相談ください。
探偵によるストーカー対策4>
探偵が行うストーカー対策は、必要な証拠を収集して、警察に提出する際の強力な裏付けを用意します。
依頼者の状況に応じて、調査、張り込み、尾行、盗聴器の発見などを実施。
必要に応じて、ストーカー行為を阻止するボディガード的なサービスも提供します。
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