執筆/監修者:山内 和也2023年11月14日
探偵調査歴20年。国内外の潜入調査、信用に関する問題、迷惑行為、企業や個人生活での男女間のトラブルなど、多岐にわたる問題を解決してきました。豊富な経験と実績を基に、ウェブサイトの内容監修や執筆も行っています。
探偵コラム「私人逮捕系ユーチューバー」
ニュース概要
画像引用元:11/13(月) 朝日新聞
東京都千代田区の帝国劇場付近で18歳の女性の姿を勝手に動画に撮り、ユーチューブ上にアップしたとして、警視庁は13日、「私人逮捕系」と呼ばれる職業不詳の杉田一明容疑者(40)=東京都武蔵野市=を名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕し、発表した。
生活安全特別捜査隊によると、杉田容疑者は9月19日ごろ、帝国劇場付近で、携帯電話を使って当時18歳の女性を撮影。
女性に「お姉さん、パパ活やってるでしょ」「お金返して8万円俺に」などと告げる動画データをユーチューブ上に掲載して不特定多数が閲覧可能な状態にし、女性の名誉を毀損した疑いがある。
動画では、女性について「転売」「チケット」などと表現していたが、女性はチケットの不正転売に関わっておらず、友人と待ち合わせをしていたという。
引用元:11/13(月) 朝日新聞
YouTuberによる迷惑行為と名誉毀損罪
YouTuberによる迷惑行為と名誉毀損罪は、特にインターネットとソーシャルメディアの普及に伴って、重要な問題となっています。
以下にその概要を説明します。
- 公共の場での過激な行為や挑発的な行動、他人の迷惑を顧みない撮影など。
- 他人のプライバシーの侵害や、公序良俗に反する行動。
- 釣りタイトルや過剰な誇張を含む動画コンテンツ。
- 誤った情報や中傷を含む動画を通じて、特定の個人や団体の名誉を傷つける行為。
- ネット上での誹謗中傷、デマの拡散。
- 名誉毀損罪は刑事罰の対象となりえます。
- 被害者は法的措置を取ることが可能で、損害賠償を請求できる場合もあります。
- YouTubeなどのプラットフォームは、迷惑行為や名誉毀損行為を禁じており、違反した場合には動画の削除やアカウントの停止処分が下されることがあります。
他にも、YouTuberは公の人物としての影響力を持つため、社会的責任を意識し、倫理的な行動を取ることが求められます。
迷惑行為や名誉毀損に探偵ができること
迷惑行為や名誉毀損のケースにおいて、探偵は主に証拠収集や情報収集の役割を果たします。
具体的には、迷惑行為を行っている個人の行動を監視し、写真やビデオを含む証拠を収集します。
また、名誉毀損が疑われる場合、不正確または誤解を招く情報の出所を追跡し、関連する通信記録を分析することもあります。
これらの情報は、被害者が法的措置を講じる際の重要な根拠となるため、探偵による調査は、被害者がその権利を守るうえで重要な役割を果たすことになります。